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10月29日
アコースティックギターのMorris W-50のブリッジが浮いているので
一旦ブリッジを取り外して、トップ面に合うように加工してから貼り付けをします☆

これだけ片側が浮いてしまっています★
この隙間にスクレーパーを差し込んで、少しずつ剥がしていきます☆


外れました☆、思ったよりも綺麗に剥がれたのですけど
やはり塗装の上から貼り付けてありましたね★
ブリッジ自体はローズウッドに塗装して黒くエボニーにしてありました★
塗装を剥がしても良い気がするけど・・・、どうするかな??

おそらく製造時からブリッジの接着は艶の無いこちら側のみで接着されていたみたいで
ブリッジ裏に残る透明な艶のある部分は接着がちゃんとされていなかった証拠です★
半分以上の面積で浮いていた事になるので、最初からちゃんとした音では鳴らなかったでしょうね★


この通り、塗装の艶が残ったままです★
ブリッジピン穴の上にある大きめの丸い穴は何なんでしょうかね??w


外したブリッジのサドル下には、紙で作ったスペーサーが・・・★


ヘッド面とペグは綺麗に磨いておきました☆
以外に苦労しましたよ★w
明日からはブリッジ裏を削って、トップ板の曲線に合わせてみる予定です☆
必要があればブリッジの表面も削ってサドルの露出を増やしてみるつもりです☆w


10月26日
ハードオフで見付けた上物っぽいモーリスギターのJUNK品☆w


「Morris W-50」!!!☆☆☆
とっても良い感じで飴色に焼けていますね☆☆☆ww


しかもハンドメイドなTFシリーズ!!!☆www


六角形のインレイは本物のアバロン貝の様です☆
何故か1・2フレットの1〜3弦の指板表面だけ爪で凹んでます★www


このラベルは初期型とか言われるタイプでしょうか??


残念ながらトップ板が膨れ上がって、ブリッジが剥がれ始めてしまっています★
どうやら接着面の塗装を落とさずに接着したみたいですね★
ブリッジの下まで艶があります★

トップ板を圧力をかけて真っすぐにするか、ブリッジを少し削ってトップ板のカーブに合わせるかの2択になります★
どちらにしてもブリッジは外して塗装を剥がしてから再接着しないと駄目でしょうね★w


トップ板はスプルース単板の様で、木目が裏側まで回り込んでいます☆
横板は内部の木目が外から見える木目と違うので合板と分かりますが
裏板は内部の木目と外から見える木目が似すぎていて、合板なのか単板なのか分かりません★
でも内部の横板と裏板の表面は同じ種類の木の様なので、やっぱ合板でしょうねww


バインディングのインレイもW-30とは明らかに違う本物っぽい物です☆
でもセルロイドなのかもしれませんw


裏板は3ピース仕様☆、材質は何なんでしょうか???w
ローズウッドとメイプル?
ローズウッドとチェスナットらしいです☆
1979年4月のカタログではまだトップ板がスプルース単板表記だったので
これで間違いないだろうと☆

この3ピースバックのギターって欲しかったんですよ〜☆☆☆


ペグは表面が劣化していますが、ちゃんと動作します☆
でもメンテは必要ですね★
刻印から1978年製造と判ります☆
なんと41年前に製造されたギターですよ!!☆☆☆、立派なビンテージと言えますね☆ww

裏板がハカランダになるのは1979年製造からみたいですw
しかしトップ板が合板になってしまいます★


ネック裏に1つだけ傷があります★、カポを付けていたのでしょうねw


トップ板の膨らみはエンド部分で5mmくらいですが
弦高が下げられないくらい膨らんでしまっています★
これは何とかしなければww

ネックは真っすぐなんですが、ネックから見たフレットの先がブリッジの根元になっちゃってるので★w
サドルを限界まで下げても3mm以下にはならない感じですね★ww
ブリッジ部分の膨らみは2〜3mmほどありそうです★
それを平らにするだけで、1mm以上は弦高が下がるって事ですよね☆
そこからサドルを限界まで下げられれば、弾きやすくなりそうな予感がします☆w


内部のエンドボールが引っ掛かる場所の痛みも全く無い感じです☆
ゆっくり修理していくつもりですが、まぁ、大失敗するかもしれないので
その時はその時です☆wwwww
出来るだけ壊さない様にやりたいですね☆w


10月10日
YAMAHA SY99をマスターキーボードにして、JP-8000を鳴らそうとしましたが
昔から思っていた「SY99は外部へのMIDIベロシティ値が少ない★」の解決方法が見付かりました☆w

元々SY99は本体のベロシティ値が少なめなので、キータッチのベロシティカーブをソフトにしていたのですが
この数値は外部へのMIDI出力へのベロシティ値には反映されない為
外部音源を鳴らすと音が小さいという原因になっていました★

ユーティリティ設定のマスターキーボード設定でMIDI出力へのベロシティカーブをソフトにすれば
MIDI出力ノベロシティ値が大きくなる事が分かって、変更したら
思った通りの音量で鳴らせるようになりました☆

しかしSY99からJP-8000を鳴らすと、1パフォーマンスの2音色あるうちのアッパー側の音色しか鳴らない?★
これではJP-8000のブ厚い音が意味無くなるので、なんとかロワー側音色を鳴らせないかと思ったところ
MIDI出力の2ch側でロワー音色を鳴らせる事が判明☆w
1chと2chを同時発信する事でJP-8000のフ厚い音を得る事が出来ました☆w

KORG TRINITYだと、この設定は無かったので、もしかするとマスターキーボード設定が無いと使えない技??
良く分かりませんがw
MIDIパッチベイとかの設定で1chの信号を2chにも振り分けるとか?
いや、JP-8000のMIDIch受信設定で対応・・・、良く分からん★wwww
まぁ、鳴ってるからいいや〜☆www


10月4日
残りの表面実装コンデンサが届いたので
さっそく取り付けました☆


やっとこれでマトモな音が出せるはずです☆w


全ての表面実装コンデンサを交換した、メイン基板の全体像☆
まぁ、部品さえあれば簡単に交換出来るので、基板の腐食さえ無ければ問題は無いです☆w
1990年代のコンデンサは家電でも酷い状態になってましたからねぇ★★★

基本的に表面実装コンデンサは1つでも電解液が噴いていたら、必ず全交換です!☆
特にこの基板は最終的なライン出力にも表面実装コンデンサが繋がってるので、音質にも関係してくるはずですから★


本体に取り付け☆


起動!☆


メモリーにダメージがあります表示★ww


テストモードに入ります☆


スイッチとLEDのテスト☆


全てのLEDが光っています☆
対応するボタンを押していくと表示の数字が減っていって
全部終わると次のモードになります☆


とりあえずベンドの調整しなきゃ使えない☆w


はい☆、調整しました☆ww(右にフルに上げてる状態)


リボンコントローラも調整☆


A/Dテストは、各ダイヤルとスライダーの動作確認になります☆
便利ですね☆


こんな感じで数値が変化していくので
トラブルがあるダイヤルやスライダーはすぐ分かります☆
この個体は問題無く動きました☆


押しても戻りが悪いキーが何個かあったので
分解してグリスを塗り直しします☆


今まで見た事の無い鍵盤の下です★
ヤマハのFS鍵盤くらいしか知らないからなぁ・・・★
鍵盤自体は穴とフックで止まってるだけです★w

白鍵盤は黒に比べると簡単に外せますが、黒はなかなか難しかったです★
折らない様に要注意です★、特に黒鍵盤は広げ過ぎると折れやすい感触でした★
危ういと感じた場合は溶剤を含まないタイプのシリコンスプレーを別の容器に出して
なんとか工夫して塗って劣化したグリスを柔らかくするとかの方が良いかもです★w

しかも巻きスプリング+メンブレンスイッチだよwww


鍵盤が押しても戻らない最大の原因はこちら★
モノリスに付いた劣化したシリコーングリスが硬くなってしまっています★
溶剤の無いシリコンオイルを穴から筆で少し塗ると、少しは良くなるかもしれません☆
スプレーでブシューは止めた方が良いでしょう★w
シリコンオイル以外は絶対に禁止です★(CR556とかだと確実にプラ部品が折れます★)

まぁ、本気のメンテなら分解しかないですがw

何をどうやっても引っ掛かりが取れない時は
モノリスが経年変化で変形してしまっている場合があります★
良く見ると微妙にエッジの具合が違ったりしますので
モノリスの左右をほんの僅か削ると改善します☆w

鍵盤内部の劣化したグリスもしっかり落として、薄めにシリコングリスを塗ります☆
シリコングリスの粘度にもよりますが、薄めが良いと思います☆


鍵盤の内側もその他の部分の劣化グリスを全て清掃して☆
新しいグリスで動きを良くします☆
鍵盤の横部分とかも清掃して綺麗にしておきます☆

この鍵盤にはアフタータッチがありませんが★
外部のアフタータッチ付きのキーボードを繋いで鳴らすと
音色によってはアフタータッチが設定されている音色があります☆w
本体にその機能が無いのに設定されてるなんて事あるのかよっ!!www


組み立て自体は簡単なので☆
しかし黒鍵は嵌め込む時も硬めなので、無理は禁物です★
完全に嵌め込まれていない場合もあるので、隙間をチェックして確実に嵌めこみます☆


全ての鍵盤をはめ込みました☆


これで押した鍵盤が戻って来ないとか無いはずです☆wwww
まぁ、ここまでやっても微妙な鍵盤はいくつか出て来るもんですけど★ww


その時はこんな感じでシリコンオイルを軽く塗ってやると少し改善します☆w


メンテ完了したRoland JP-8000☆
めっちゃブ厚い音を聞かせてくれます☆wwwww
もう鍵盤数個指一本で押していくだけで曲になりそうな音がいっぱいあります☆
その場で音色を好きに弄れるのが素晴らしい☆☆☆
とても良いシンセサイザーです☆☆☆、軽いし☆ww


10月2日
1年に1度くらいは大量にお宝が入荷していたりするハードオフですが
昨日はその日でした☆ww


「Roland JP-8000」!!☆☆☆
ヴァーチャルアナログシンセサイザーの初代機ですか???

この時は他にもRoland JD-800やYAMAHA SY77が入荷していたのですが
JD-800はトンでもない値が付けられていたので手が出せず★
(たぶんこのJP-8000と同じ様な修理が必要なはずですが・・・★)
SY77はSY99を持っている私には意味が無いと言う訳でw
最初からJP-8000狙いでした☆☆w

とは言っても、店頭確認ではLINE出力からは音が全く出なくて★
ヘッドフォン端子からだけは小さめの音が鳴ると言う、この機種定番の故障状態です★ww
起動時にバッテリーが無いよ表示が出ます★w

イニシャライズで全音色が出る事を確認済みなので、メモリーやCPUには故障が無いと思われます☆
ピッチベンドが効きませんが、これもバッテリー交換後の設定で元に戻るそうです☆


特に欲しかった機能がアルペジエーター☆w
コレが付いたキーボードがもう欲しくて欲しくてww

RPSは最初から入ってる演奏パターンのデータを鍵盤を押すだけで演奏してくれる機能です☆
音程も音符の長さも記録出来るので面白い☆
左端の白鍵が停止キーなので、それ以外の鍵盤には全て記録されています☆
初期設定でカッコイイ演奏パターンがいっぱいあります☆w
鍵盤押さえるだけで曲が出来そうですww
自分で作る事も可能ですよ☆w


オシレーターにあるのが有名なSUPER SAW!☆
この波形だけでブ厚い音が出せます☆☆☆
物凄く特徴的な音で、この波形を最初に搭載したのがJP-8000です☆


細かく種類を選べるフィルター部☆
レゾナンスはちゃんと発振します☆w
エフェクターも付いています☆、出力はステレオなので、広がりのある音が出せます☆


ベンド系やリボンコントローラーの設定もいろいろ出来ます☆
キーボードのタッチはチープな感触ですが、今時のシンセの鍵盤に比べれば良い方です☆w


底板を外すと、メインのボディはプラスチックなので軽くて少し頼りないですが
重過ぎるよりは良いと思います☆w

店頭で動作チェックはしてあるので、何も考えずに分解開始☆ww


電源部には大きなトランスが入っています☆


出力基板の裏のハンダ面を確認しないと駄目だと思います★


修理の大元になる基板は、このシールド板の中に入っています☆


これが目的のメイン基板☆、バックアップバッテリーは交換が簡単です☆
懐かしい悪名高き表面実装コンデンサが大量に付いていますが
これら全てが電解液を噴いています★★★wwwww

JP-8000の基板はこの1枚だけが本体でw
他の大きな基板はノブやスライダーやボタンなどのコントローラーが乗ってるだけです☆w
見た目はアナログなのに、中身は完全にデジタルですねw


6.3V 100μFと16V 22μFの2個がかなり派手な噴き加減★w
音が出ない原因もココなんですけど、他の部分も酷いので全交換します☆


この密集具合が何とも言えません★
外すのも付けるのも一苦労です★、出来れば二度としたくは無かったのですが・・・★


表面実装コンデンサを取る場合は、ハンダコテで取ろうとすると
たいていパターンが剥離したり★、周辺のチップコンデンサが外れたりと失敗しやすいので★
私は表面実装コンデンサをニッパーで破壊してから取り外す事にしています☆


こうやってハンダ面を露出させてしまえば簡単に作業できます☆w
電解液が派手に漏れていました★


リード線を取り外しました☆


幸いにも腐食は軽微だったので、腐食部分をカッターで削ってパターンの銅を露出させます☆
腐食部分は残すと導通しませんし★、ハンダも付きません★


軽くハンダを付けます☆


あとは軽いタッチで新しい表面実装コンデンサを付けるだけです☆
100μFの方は耐圧を16Vのしか手持ちが無かったのでwww


密集部分も慎重に表面実装コンデンサを破壊して取り去ります☆


綺麗に清掃して、新しい表面実装コンデンサが届くのを待ちます☆


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