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1月29日
2年前の11月に手に入れた「SONY TA-F555ESR」がいよいよ本格的にスピーカから音が鳴らなくなった★
ボリュームを一気に上げれば鳴りだすけど、スピーカーが痛むので、それは避けたい★


よって、スピーカーリレーを新品交換して
同時に他の入力端子からの音声不良を改善すべく、修理開始です☆

実はTUNER入力端子では音が出ませんでした★


天板を開くと超巨大なトランスと背の高いコンデンサが見えます☆
今のオーディオ機器には見られなくなった、贅沢な専用部品たちです☆
出てくる音は、まさにこれらの強力な電源部品たちの音が支配します☆


背面パネルを取り去ると、簡単にアクセスできるので
メンテ性は良好です☆


スピーカーリレーはここにあります☆


基板の裏はこんな感じ☆、ハンダ割れなどはありませんでした☆


松下のJC2aD-DC24でしたが
新しいリレーはオムロンのG4W-2212P-US-TV5にしました☆


簡単に交換終了☆
交換だけなら40分くらいで終わるのにww


さて、今日の本命修理はこちらです☆
基板に3個載っている各種入力切替のスイッチ群です☆
この部分のメンテは非常に苦労する場所で、ESLではリモコンの電動で切り替わったりするので大変でした★
ESRでは手動切り替えのみなので、まだ楽です☆

スピーカーからの出力が無くて、スピーカーリレーも新品の場合で音が出ない場合で
入力端子のハンダ面にクラックや剥がれが無い場合は
この切り替えスイッチ群の接触不良が原因です★

しかし、この部品の補修部品はもうメーカーからも出ないので
現品を修理して再利用して使うしか方法がありません★
大きなミスが許されない修理になります★(失敗すると全く音が出なくなります★)
覚悟が出来た場合のみ、修理にレッツゴー☆w


この端子だらけのスイッチのハンダを外して分解してメンテするのですが
基板自体がここまでしか開きません★★★

よし!、終了!!!☆☆☆

□ □ □

んなわけねぇだろwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww


基板上のこのビスを外すと基板を大きく開くことが出来ます☆


しかし、本来は各セレクターのこの11mmナットを外せば、簡単に基板を大きく開く事が出来るのですが
11mmのディープソケットレンチとか持って無いので★、外せません★★★
モンキーレンチやプライヤーで回そうとしても場所的に無理なので、別の方法で修理します★
無理するとフロントパネルに傷が入ってしまいます★


とりあえず、黒いリボンケーブルのダイレクト入力・ノーマル・外部アダプター切り替えのスイッチを外します☆
もうそれしか方法が無いので★wwwwwwwwwwww


外せました☆
基板パターンが外れやすいので、それに注意して手早く慎重に外します☆
難しいです!!★★★
劣化したグリスでベトベトしてます★★★
もしかすると接触不良を直そうとしてオイルを吹き付けた予感がします★
この部分の修理は、そんなのじゃ絶対に直ったりしません★

SONYのグリスは古く劣化すると、完全に硬化したりしてしまいますね★
もうちょっと良いグリスを使うとかしないのかな?


内部を分解すると、切れ目のある板の上を4つの端子が移動する仕組みです☆
板端子が非常に酷く汚れているので、それを綺麗に清掃します☆


ボックス内側と中で移動するプラの黒箱を徹底的に清掃☆
4つの細かい端子をIPAに付け込んでシャッフル洗浄+専用清掃紙で接触面を清掃☆
板端子はアルコールで拭いて、取れない汚れは専用スーパーネバーダルダルα+1で超軽く磨いて綺麗にします☆
組み立て前に専用接点グリス在庫希少リムル・テンペスト製を薄く塗って酸化防止と接点の摩耗に対処☆
4つの細かい端子の向きを間違えないようにして組み立てます☆


組み立て完了☆


この個体は1度CD入力不良の修理を受けていたみたいですが・・・
うん、音が出ない原因はそこじゃないっスよw
左にあるPHONO入力にはパターン浮きが見られますが、他の端子には浮きは見られません☆

さて、次は大きな各入力切替のスイッチ清掃です☆

デカイですが、まだコイツの大きさは世界で2番目です★
CDとかTUNER・TAPE・PHONOの入力切替の為の最重要な切り替えスイッチです☆
音声が出ない原因のほとんどがコイツです!!★★★wwwww


内部は4つの小さい端子が移動する普通の構造です☆
同じように綺麗に清掃して組み立てます☆
グリスが溶けてしまって、この小さな端子の圧力では押し返されてしまうのか
劣化したグリスが抵抗体になって電通を遮断してしまうのか★★★


最後の3つ目はTAPEの録音先切り替えのセレクターです☆


これだけ端子が6個もあります☆
今まで通り同じ処置をして組み立てるだけです☆


背面基板の全ての切り替えスイッチを清掃しました☆
本当は左横の基板にPHONOのMC・MMカートリッジ切り替えのスイッチもあるのですが
私の場合そちらは使わないので、今回は手を入れませんでした★

全部終わってから気が付きましたが
切り替えスイッチのリボンケーブルを外してしまえば良かったですね★wwwwwww


修理完了したTA-F555ESR☆
この状態で電源入れて、プロテクターが解除されるのとDC漏れを確認します☆

DIRECT IN・NORMAL・ADAPTORのリモコン・リボンケーブルの取り回しを少し変更しました☆
リボンケーブルの動きが少し渋くて、ダイヤルのクリック感が薄く感じたので、取り回し変更で感触は良くなりました☆

DCオフセットを調節して、起動時に8mVくらいで
安定後には0mVに限りなく近く追い込み調整しました☆
気温変化で多少の上下はあると思いますが、スピーカー切り替えスイッチを弄った時にショック音は無いはずです☆

夜の8時に分解し始めて
全部終わったのは朝の4時でした☆☆☆
楽しいひと時☆


小音量からも正常に音が出るようになりました☆
これであと10年は使えそうな予感がします☆☆☆

やっぱり本格オーディオアンプで大きなスピーカーを鳴らすと良いですね☆
ラックが貧相なのがアレですがwww

いや、メッチャ重いYAMAHAのGTラックを2個も持ってるんですよ☆www
しかし実家で仏壇の代わりになってましてwww

こういう良い時代のアンプは大切に使っていきたいですね☆☆☆


1月13日
数日前のハードオフのJUNK棚の端にこっそりと置かれていた
表面コーティングが劣化してドロドロのキーボードを見付けました★


「KORG DSS-1」☆☆☆
1986年に発売された、KORGのサンプリングシンセサイザーです☆
基本的にはサンプラーなんですが、取り込んだ音の波形をアナログのシンセサイザーで加工出来るというwww
トンでもないシンセサイザーです☆☆☆

アナログですよwww、サンプリング機能を除けば
基本的には8ボイス・16オシレーターのアナログシンセサイザーなので、出音が分厚いという特徴があります☆

サンプリング機能にしても12-bit 48KHzの分解能しか無いのですが
やろうと思えばさらに16KHz・24KHz(標準は32kHz)のローファイなサンプリング周波数にも下げられてww
特徴的な他の音にも埋もれない音にもなりそうです☆

アナログシンセの波形は自分で作る事が可能です☆
普通はプリセットされている三角波とか矩形波とかとは全く別の自分だけの波形が作れます☆
まぁ、普通の波形を作った方が役に立ちそうですけどww

KORGはこの機種以降、プッツリとサンプラーから手を引いてしまい
サンプラーが再び復活したのは、私が持っている1996年のTRINITY・オプション内蔵用サンプラー基板セットと言う事になり
10年もの長い間KORGからはサンプラーが出なかったそうです★

□ □ □

この個体の状況としては、電源コード(超貴重品の2芯電源コード)が無いために動作確認不能と言う事で
2000円の値が付いていました☆ww(安っ!!!w)

私は偶然にも2芯コードを持っていたので、店頭で動作確認して
発音と全鍵盤は問題無い事を確認☆、液晶表示も問題無し☆(バックライトすら点きます☆)
問題があるのは2DDのFDD読み込み不良と言うか動作不能のみという状況★

ちなみにこの機種、電源入れても音は全く出ません★wwwwwwwwwwwwwwww
FDから音色ディスクを読み込まないと音が出ません★
FDDが使えず、どうしても動作確認がしたい場合は、まず最初に自分でオシレーターの波形を作れば良いのです☆
波形の作成だけで、最短で1分ほどで音が出せますw

とりあえず確保しましたが、巨大で19kgほどあるキーボードを持って帰るのは物凄く苦労しました★w
(40分以上歩いて帰ったよw)


劣化した表面コーティングさえ落とせば綺麗な物です☆


スライダーとボタンだけでダイヤルは液晶表示のコントラスト調整のみです☆


何というか、昔のオーバーハイムのMatrix6を思い出しますねw

KORG公式サイトからの取り扱い説明書のダウンロードは無いので
KORG USからダウンロードしましたが不完全版でした★
完全版は300P超えの説明書なのですが、そちらを探してダウンロードすべきだと思います★
しかし、いくら過去の製品だからと言って、製造元が説明書などを保管してないとかはどうかと思いますが★
まぁ、私も昔の漫画原稿とか全ては持って無いからなぁ★www


中を開くと基板がぎっしり詰まっています☆
たった6本のビスを外すだけで開いてくれます☆
どうやら保管環境が良かったらしく、ほとんど埃は入っていませんでした☆
清掃の必要すら無い品です☆


これが動作不良のFDD★


厚みのあるFDDです★、ディスクを入れてもアクセスランプすら点きません★
モーターは回転してるのですがね★


CanonのMD350です☆


なんてこったw、ダイレクトドライブww
この時点でベルト交換で直るという希望は無くなりましたww


この基板のハンダ割れを修正しましたけど、動作はしませんでした★


代わりに、どこにでも転がっているPC用のFDDを使います☆


TEACのFD-235HGです☆
参考にしたのはカリヨンオーディオさんのココ
作業は簡単で、10ピンのパターンをカットして、10ピンと12ピンと繋げて
33ピンと34ピンを繋げるだけと言う簡単な物です☆w


繋げてフォーマットさせると始まりました☆


正常動作するFDD☆
ただし、厚みが薄くなったために上に隙間が出来ていて、うっかりFDを差し込むとどこまでも入ってしまうので
ゴムシートか硬めのスポンジで閉じた方が良いですね☆


色がアイボリーになってしまいましたが、これはコレで有りでしょう☆www
FDDの上の台のような場所はFDを置くための物なんでしょうか???
演奏してたらFDをバッシャーとかやると思うんですがwwwジョイスティックと場所を入れ替えた方が良かったんじゃ・・・?


次はサウンドディスクを作ります☆
ディスクイメージはネット上に転がってるので、それをDLして使います☆
DL可能な枚数は120枚を超えますww

16bit OSのWindows95か98が必要なんですが
インストールディスクを使っても今のPCだと弾かれて何故かインストール出来ませんでした★
(S-ATAの光学ドライブだと、ドライバが読み込まれないので止まっちゃう気がする★、BIOSでIDE互換に・・・)

仕方ないのでWin95の起動ディスクからHDDにSYS転送して起動し(他の全ファイルもコピー☆)
そこからディスクイメージを2DD FDに焼いてくれるソフトのCopyQMを起動しました☆
このソフトはフォーマット前の2DD FDを要求するそうなので
2HD FDの識別穴をテープで閉じて使います☆(これでフォーマット前の2DDと誤認してくれます☆)
正常に焼けてるみたいです☆


DSS-1に入れて読み込み・・・


読み込み完了!!☆

このSYS:Aという表示は、フロッピーの中のシステムAの中の音色を読み出しましたよと言う意味です☆
フロッピーの中にはA〜Dまでの最大4種類のシステムがあって、それぞれに最大32音色!
1枚のフロッピーディスクに最大128音色も保存されているのです!!☆www
まぁ、サウンドディスクの中にはもっと少ない音色のディスクもあるのですが・・・★w


正常に音が出ました!☆
昔ながらの太い荒い音が1枚のFDに32音色(実際は最大128音色w)入っています☆☆☆

音色によってはノイズが出る音色もありました★(たぶんデジタルディレイのノイズ★)
それを避ければ十分魅力的なアナログサウンドが手に入ります☆☆☆

まぁ、私は店頭でノコギリ波を作って鳴らしただけで購入を決めましたが☆www


新年明けましておめでとうございます☆☆☆

1月5日
Nikon F5のファインダー接眼部にカビを見付けたので★
ファインダーの清掃をしました☆


ど真ん中に派手なカビです★
入手直後には透明で薄いカビだったので気が付きませんでしたが
次第に濃くなって来た様な気がするので、緊急に清掃が必要な感じに・・・★

基本的にニコン・サービスセンター経由で工場修理した場合
中古のDP-30が2〜3個買えそうな修理代になります★ww

ここは覚悟を決めて、壊すつもりで自力修理するか
そこそこのお値段でメーカー修理に出すか
中古のDP-30を買うかの選択肢になります★

失敗しても中古を買えば良いと思えば覚悟も決まったので
私は自己責任の自力修理でいきますが、皆さんはこの記事を読むだけにして

決してマネをしないようにしてください!!★★★

(一応、立派?な社会人としての建前として、書いておかないとねwww☆www)


まずは視度補正ダイヤルを外すためにカバーを外します☆
今回の作業で最も難しいのが、このカバー取りでした★
まぁ、アレです★、この写真を見て良く観察すれば意外と簡単に外せる事が分かります☆
多少の傷は仕方ないですが★

中のビスを外せばダイヤルを外せます☆
軸は必ず奥へ押し込んでおいてください☆
(何言ってるのか分からない場合は、素直にメーカー修理へw)

あとは左右のビス4本と、ストロボシュー近くのネジ1本を外せばカバーを外せますが
かなりしっかりと固定されている為、そう簡単には開きません★
カバーの材質が硬いチタンなので、無理に開こうとしてもカバーが曲がって開いたりしないんですよ★w

iPhoneのバッテリー交換のつもりで慎重に開けば、必ず開きます☆
iPhoneとか開いた事無い場合は止めておいた方が良いかと思います★w


開きました☆
ちなみに、調光モードの切り替えレバーは中央部重点測光にしておけば、真っすぐカバーが外せます☆
(というか、それ以外の位置だとレバーの凸が折れて再起不能だと思います★)

カビ取りしたいファインダー部分がフレキ基板で隠されてしまっています★
ここで引き返すなら、カバーをそのまま閉じてくださいw
これ以降は引き返す事が出来なくなります★

次に視度調整用ダイヤルの根っこを光の速さで取り外しておきます☆


このフレキ基板は3D-マルチパターン調光用のCCDと集光レンズで出来ています☆
スプリングと3本のビスで微妙な角度に調整されていますので、必ず戻し回転数+角度を記録しておいてください!!
個体ごとに違うと思うので全て同じ回転数ではないはずです★

おそらく組み立て時にはCCDからの信号を測って調整してるはずですので★
回転数+角度が違ってしまうと、CCDに正確に光が当たらなくなり、露出値が変わってしまいます★
(どうやらPC接続してRGB信号を12x20のセルに256色の相対値で表示させて調整可能の様です☆)

最悪、レンズを付けたボディに付けて光を入れて
絞り優先モードで最もシャッター速度が速くなった角度にすれば良いかとも思いますが・・・、どうかな???
多分無理でしょうね★ww

一度外したら前と同じ露出値には戻らないと思った方が良いでしょうね★
このフレキ基板を外す時は、そう言う覚悟をしてください★


これがCCD用の集光レンズ☆、その奥に緑色のCCDも見えます☆
絶対にフレキケーブルに無理が掛からない様に注意して折り返します☆
かなり硬めのフレキなので、無理して切れたりすると、そこで全てが終わります★


このカバーの奥にファインダーの接眼レンズがあります☆


やっと接眼レンズが見えて来ました☆
カビは一番奥のレンズに生えていました★
良かった〜☆、この場所ならこれでカビを取れます☆
プリズムに生えていたら、さらに大がかりな分解が必要になるところでした★w


無水エタノールとかではカビは取り切れないので
いつもの特効薬で取ります☆w、これならほとんどのカビは一発で綺麗になります☆
その後、無水エタノールで綺麗にして
しつこく何度も拭き残しやゴミや埃が無いのを確認して元に戻します☆


カビの清掃完了したF5ファインダー、DP-30☆


やっぱり綺麗なファインダーは気持ち良いですね☆☆☆

しかし、ファインダーやレンズの中とか、どうやってカビの元が入り込むんでしょうかね?w
うちの170Lの防湿庫内は常時40〜50%の湿度に調整されているので
防湿庫にさえ入れておけばカビの発生は抑えられると思いますが
念のために防カビ剤も新品に交換しておきました☆、これで安心!!☆☆☆


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