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内部も豪華な作りで、変り種CDPではピカイチでしょうね☆
ランダム再生が無いあたりに、民生用ではない業務用の生まれを感じます☆
型番末尾の「P」があっても、内部の作りはSL-P1200と変わらない様子で、安心しました☆
違っていたらどうしようかと思っちゃいましたよ☆
特異な形と、特殊再生が可能な事を除けば、ちゃんと根性入れて作られた、とても良いCDプレイヤーだと思います☆


PIONEER PD-2000LTDと入れ替えて、システムに組み込んで見ました☆
異様だ…★
やはり上の段の一番上に置くべきだったか…、でも一番上には奥行きが少ないMDプレイヤーですから
乗せる事は出来ません★
ここで我慢するしか…
しかし、異様だ………★

2003/12/02


置き方がどうしても気になったので、変更しました☆
代わりに、PIONEER PD-2000LTDとSONY DTC-1000ESが別の場所に移動しました

やっぱり、SL-P1200Pは一番上が似合います☆
ラック中段がギュウギュウ詰めですが、仕方ないですね★
SL-P1200Pのような、形が変わっているCDプレイヤーは使っていて楽しいですね☆
操作するのが面白いCDプレイヤーっていうのは、ほとんど無いので貴重です☆

何個かのボタンに反応が鈍いボタンがあるので
そのうち基板を取り出して、スイッチの清掃か交換が必要になると思います
ヘッドフォンボリュームのガリも酷いです★、こっちも交換予定

2003/12/03


部品を一応発注しておきましたが
サービスセンターにもマニュアルが無くて、その場では在庫確認が出来ませんでした★
あればいいんですけどね〜
しかし、奥から出てきた上の人は、ちゃんとSL-P1200の事を知ってるみたいでした
肝心のマニュアルは無かったんだけどね…

2003/12/04


リニアモーターのピックアップのSL-P1200Pですが
普通なら機体を傾けるだけで「スーッ」っとピックアップが動くものなんですが
どうやらレールのグリスが乾いてきている様子なので、傾けても動きません★
新しいグリスを薄く塗布する事にしましたが
残念な事に、トレイにあるキズ防止のシートを剥がさなければ
トレイを外して、上からレールを見る事が出来ません★
しかし、トレイのキズ防止シートはメーカー在庫が完了していて、完全に無くなっていますので
このシートを剥がす事は出来ません★(自作すればいいんだけど、とても上手く作れるとは思えない…)
という訳で、トレイを外す事は不可能になりました★

そこで、ピックアップを引っくり返してみました☆
その後訪れる悲劇を予想もしないままに………

ひっくり返ったピックアップ周辺☆(ピンボケですみません★)
ピックアップ・メカ全体を、横のメイン基板の上に敷いたプチプチの上にひっくり返してやる事で
トレイの後ろのコネクタ1個外すだけで、メンテが可能です☆(アース線が2本他にありますがね)

ピックアップの固定用ピンは、ピックアップがどの場所にあっても固定できる優れものです☆
これなら固定をミスる事がありません☆
他のメーカーだと手前を上げるか奥を上げるかしないと固定できないCDプレイヤーがあります★
2本のレールを清掃して、新しいグリスをごく薄く塗布します☆
この時、ピックアップを移動させる時に、ピックアップ自体を直接指で触ったりしてはダメです!
静電気で一発死亡の可能性があります!!
必ず、ピックアップ固定用の部分がありますので、そこを持って、ピックアップは移動させてください
動きが良くなったら、塗布完了です☆
慎重に元の位置へ戻します☆
ピックアップの位置検出用の抵抗基板と端子を清掃したいのですが
トレイを外さなければ無理なので、トレイのシートを手に入れてから清掃する事にします☆
(今の状態でも、頭出しは「超」が付くほど速いのですけど☆)

ピックアップに限らず、特に冬の時期は、服装にも注意です★
起毛処理のされたポリエステルの服や靴下やズボンが最近多く売られていますが
アレは静電気をメチャクチャ発生させます!★
必ず機器を触る時は、このテの服を脱いで、OA用の放電ブラシで身体を放電して
裸足になってから触る事に私はしてます☆、だから、冬でも私は裸足です(さらに金属の部分に足を付けてアースしたりもしてます)
とにかく冬は静電気に要注意です!!

次はガリが酷い、ヘッドフォンボリュームの修理です☆

可変ボリュームはスライドタイプ☆、これなら簡単に清掃可能です☆
綿棒の頭を切って、紙の軸の部分を使って、接点グリスで清掃します☆

これで、組み立てると、音が出る…………………………………………………………………………………………………………
キュルルルルル…ギュッ…………………………………………………………………………………………………………………
………………………………………………………………………………………………………………………………………………
PLAY☆…キュルルルルル…ギュッ………………………………………………………………………………………………………
………………………………………………………………………………………………………………………………………………
もっかいPLAY☆…キュルルルルル…ギュッ………………………………………………………………………………………………
………………………………………………………………………………………………………………………………………………
………………………………………………………………………………………………………………………………………………
はははは★もっかいPLAY☆…キュルルルルル…ギュッ…………………………………………………………………………………
………………………………………………………………………………………………………………………………………………
………………………………………………………………………………………………………………………………………………
………………………………………………………………………………………………………………………………………………

音が出ません★
CDが回転して数秒で動きが止まってしまい、さらにCD挿入口の蓋も開きません★
「まぁ、あたしったら、コネクタを外したまま組み立ててしまったのね☆、まったくお馬鹿さんなんだから〜☆」
と、再び分解☆

組み立ては完璧でした★
抜けているコネクタを目を皿の様にして探しましたが、見つかりません★
だいたい、忘れるほど、抜いたコネクタの数はありません★
確か、3箇所だったはずです…★、忘れるはずありません★
再度組み立て………
「キュルルルル…ギュッ……………………………………………………………………………………………………………………………………………」
今度はディスプレイまで変になっています★★

「うわぁぁぁっ!!壊しちまったよっ!!
やべぇよっ!!こいつはヘビーだっ!ヘビーつってもトグロは巻かないけどね!」

などと、心の中は大慌てになりながら、開いたSL-P1200Pの前で考え込む事、3時間………
「ピックアップは直接触っていないし、触ったのは、いくつかのケーブルを伸ばしたのと、3個のコネクタ抜きだけ…
その他の配線は全く抜いていないので、原因からは省ける…
とすると、ヘッドフォンボリュームの可変抵抗にグリスを塗ったのがまずかったか?、いやいや、今までそれで壊れた事は無い
どこかショートさせたか?、でも、ショートしたら動きもしないだろ、ディスクは回転するから読みこむ努力はしているはずだ
蓋か?、蓋の下のチャッキングアームも分解してメンテしたけど、気を付けるのはスプリングの掛ける場所だけだったはず…
とすると、組み立てる直前までは問題は無く、組み立て後に不具合が生じているという事か??」

この状態では焦ってばかりで、仕方が無いので、少し休む事にしました★、動かなくなってから既に5時間が経過しています
あまりのショックに、冷静ではいられません★、寝ます★
しかし、僅か2時間後に目が覚めてしまいました★

動かなくなってから8時間経過しましたが、SL-P1200Pはバラされたまま
そこに横たわっていました★
「すまん、許せ★、SL-P1200P★、オイラはお前を直す事は出来ないかもしれない………」

ピックアップの下に有るスピンドルの高さ調整用のロックされたネジが私を誘います
『コレを動かせば直るよ〜』
ピックアップの出力調整用の可変抵抗が私にささやき掛けます
『コイツを弄れば一発さ〜』

もちろんそんなモノは幻です★、そんな場所を触っても直らないのは判っていますが
もしかしたらという可能性が私を誘惑しようとします★

でも、こういう場合、その誘惑に乗ると、さらに事態を悪化させる事になるのは、JUNKなPS遊びの経験で判っています☆

もう一度考えなおす事に…
「最初に開いた時は、何も気を付けなくても完全に元に戻った、しかし、今回は違う
最初と違うのは何だったか?、何か違う事があるはず…
違う事…違う事……違う事………違う………………………………………………………………………………………………………☆」

ありました☆、違う事☆
最初に分解した時は、背面の出力端子の付いている板の3個のネジまで外して組み立てていました!!
今回はコレを外していません!!
しかし、こんな簡単な事で直るとは思えませんが、誘惑を乗り越えた私の勘が、残された道はそれしかないと言っています!

組み立て完了☆
恐る恐る電源を入れてみます…ディスプレイの表示は正常
CDを入れて、蓋を閉める………
ディスプレイにCDの全収録時間が表示されました☆

「直ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ〜!!!!!!!!!!!!!!」

どうやら直った様子です☆
CDの再生も、全く問題無く、ピッチコントロールもサーチダイヤルも完全に機能します☆
「やたーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!☆、生き返ったっ!!!」
いや、壊しかけたのは、私なんですけど★

SL-P1200Pは何事も無かったかのように、また優しい良い音を聴かせてくれています☆
しかし、背面の板の角度でこんなにも違うのか…???
おそらく、SL-P1200シリーズの高精度なトップケースは、僅かな組み付けのズレでも
CDの再生が出来なくなる仕組みなのかもしれません
それだけ高精度に出来ていると言う事でしょう☆

とにかく今日は疲れましたが、直って良かったです☆
ハァ、良かった☆

2003/12/05


トップカバー組み付け時の注意(2004/0102追記)
トップカバーを組み付けるときは、CDの蓋を開いて組み付けて下さい☆
蓋を開く事で、リーフスイッチによる3端子の破壊が防げます☆
蓋を開いて組み付けた後、蓋を閉じると、チャッキングアームが正確に蓋に組み付けられます☆
コレが一番安全な組み立て方法です☆


CD取り出し不能の修理★
CD停止時に、いつまでもCDが回転していて
電磁ロックが解除されず、CDの取り出しが出来なかったり★
頭出しのシーク時間がちょっと長いときがあったり★
リピート再生時に、最終曲から1曲目に切り替わる時に時間が掛かったり★
等の不具合が発生していましたので
ピックアップ横にある、ピックアップの位置検出用の抵抗印刷基板を清掃してみました☆
CD停止時に、取り出し不能になるのは
たぶん、ピックアップが初期状態に戻った事を検出できずに、CDがいつまでも回ってる為だと思います★

あと、リーフスイッチに当たる3端子の接触不良が原因の場合もあります★
こればっかりは磨くか接触圧力を高めるしか方法がありません
SL-P1300の記事(1台目)(2台目)も参考にして下さい☆

トレイのキズ防止シートを剥がさないと、トレイを取り外し、基板を取り出しての清掃は不可能なんですが
ピックアップ・メカをひっくり返す事で、清掃可能な事に気が付きました☆

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