Technics SL-P1300(2台目)

2台目の「SL-P1300」を某オークションで手に入れました☆(1台目はこちら

今度は電源がバッチリ入りますが、CDを入れる蓋を閉じても
CDを読み込まないという不具合がある状態でした★
外装的には、細かい傷がいくつかあります★


出力端子はバランス出力にデジタル出力まで付いている豪勢なモノです☆
海外向けには、ピッチコントロール仕様のSL-P1300もあるみたいです(その場合は可変出力が無しになっています)
出力端子は頑丈に作られていて
内部で端子自体を金属板がガッチリと支えていますから
太くて重いケーブルを繋いでも、ビクともしませんから安心です☆


この機体は、CDレンズのカバーが脱落して内部に転がっていました★
なんで外れたんだろう??
普通に考えたら、衝撃では外れそうに無いですけど…
たぶんレンズの奥に埃が入っていて、再生不能だったので
カバーを外したのはいいけれど、そのまま奥へ落としてしまったんでしょうか?
この状態でも普通に再生は出来ますが、気分的には最悪状態です★

トレイ左手前の3端子スイッチも、何かでゴリゴリ引っ掻いたのか
傷が少しありましたが、こちらは問題無かったです


ゴムカバーの奥には、普通のレンズが入ってるんですね☆
SL-P1200Pの時から見たかったんですが、計らずも見ることになりました★
レンズの前にも透明の円柱のカバーがあるはずなんですが…
と思ったら、レンズの前にカバーが有るように見えるのは目の錯覚
ゴムカバーの奥にはレンズが直接あります☆
外れたゴムカバーは先の丸いピンセットか何かで押し込めば、簡単に入ります☆
下方向にはあまりアクチュエーターの作動スペースが無いみたいなので、押し込むのは簡単でした☆
レンズの清掃には、柔らかい細めの筆を突っ込んで、レンズ表面のホコリを落としてからブロワーで飛ばすのが普段の清掃で
しつこい汚れの時のみ、レンズカバーを外して綿棒で清掃という事になるでしょう☆

外す時の方が、着ける時よりも注意した方がいいです★
ピンセット2本使って、1本でピックアップレンズの動きを押さえておいて
もう1本でゴムカバーをめくるのが安全かと思いますが、下手をするとアクチュエーターのコイルを切ってしまい
ピックアップが作動不能になります★
ちなみに、このピックアップもメーカー在庫無しみたいですね★


「FF-1」ピックアップレンズは特殊な形で、レーザーの通過部分の直径が細く、回りがゴムカバーに覆われています☆
レンズ表面も球面ではなく、まっ平に見えますが
実は目の錯覚で、ピックアップレンズの上に穴の開いたゴムカバーが付いているだけです
ピックアップレンズ周辺の乱反射を防いだ設計なんだと思います☆
今まで見た事の無いピックアップレンズです☆
カバーの下のピックアップレンズは、両面非球面のガラスレンズです☆
レーザーは1ビーム方式で、平均アクセスタイム0.6秒と高速です☆


内部はこんな感じです☆(写真は1台目のモノ)
SL-P1200Pに比べたら、かなりスッキリしてます☆
ピッチ・コントロールと背面のコントロール端子が無かったら、こんなにスッキリするんだな〜☆
トランスの上には金属の板が追加されてますし
メイン基板からピックアップへのケーブルも1本になっています
シールドされた箱の中にはD/Aコンバーターが入ってます☆
ピックアップのスピンドルモーターから来ているケーブルのコネクターは青です(写真は1台目のSL-P1200のピックアップなので赤だけど)
SL-P1300のピックアップのこのコネクタは青なんですよね〜★、青なんですよ★(2台目を手に入れて初めて判明しました★)

しかし、DAC基板やアナログ基板のコネクタが、白いコネクタに赤や青のテープを貼っただけ
というのも使われていましたので、意外とコネクタの色はアバウトな作りなのかもしれません


メイン基板の裏側に有るチップ
8倍オーバーサンプリング・デジタルフィルターでしょうか?(YM3414というのがそうらしい…)
「Technics MN6622」と「SONY CXK5816MS-15L」です☆

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