底板を外すともう一つ薄いトランスと基板が現れました☆
プロテクトの基板でしょうか?(整流回路だそうです)
ミゼットヒューズが3本もあります☆
ミゼットヒューズはいつものように、1個ずつ外して磨いていきます☆、端子も磨きます☆
ここの接触不良で電源が入らない、なんていう故障もありますからね☆
FET部、MOS-FETでしょうか???(たぶん違う★)
この辺になると素人なので、全く判りません★
あまり触らずに、清掃だけしておきます☆
「SONY TA-F333ESL」と入れ替えてみました☆
音色的には高域は綺麗、でも低音が足りない???
2・3日エージングして様子をみてから判断しますね☆
「SONY TA-F333ESL」のトランスは「ブブブブブブ…」とかなり鳴るんですが
この「DENON PMA-1090G」のトランスは鳴りませんね☆
今の所、静かです☆(そのうち鳴り出すかもしれんが…)
6時間ほど電源を入れて鳴らした感じでは
「解像度が高い?」「倍音が綺麗に出る?」と思いました☆
まるでラインケーブルにN6のケーブルを使った時のような感じです
電源を入れた直後は低音が全く出てこなくて「しまった〜っ!!」とか思ったのですが(爆★)
今の所、良い感触です☆、しかし、熱をあまり持ちませんね、このアンプは★
もっと大きな音で鳴らさないと熱を持たんのか???
(ヒートシンクが2つあるので、ヒートシンクが1つのTA-F333ESLの半分の発熱になるんだろうと思います)
う〜ん★
やはり電源を入れてから2分位は右chから音が出ません★
しばらくすると少しずつ出てきて、完全に音が出るようになります☆
まだまだ電解コンデンサの調子が戻っていないという事でしょうか☆
分解して各部を観察してみましたが、コンデンサが液漏れしている様子はありませんでしたので
各部コネクタを外して、端子を磨きながら元に戻しました☆
次はフロントパネルを開いて、操作部分を見てみました
ちなみにフロントパネルはプラスチックでした★(そんなぁ〜っ!!★)
この部分にCRC556(だと思う)をベットリと吹き付けられていました★
多分、前の持ち主がやったモノだと思います、何しやがんだ!!、まったく!!★
接点の清掃なら、専用のクリーナーを使えば、汚れを落とした後、勝手に乾いてくれるのに
CRC-556なんかだと、後に全部残ってしまい、基板に悪影響を与えるし、埃も付きやすくなり、悪い事しかないのに!!★
この基板の下にティッシュをひいて、基板クリーナーで清掃すると
ティッシュに黄色いオイルが垂れて来ました★、まったく…★
イロイロ観察した所、電源投入直後に右chの音声が小さいのは、ボリュームが原因です★
電源投入直後でも、一気に大きくボリュームを回すと、その後は上手く鳴るようになります
前の持ち主も同じ場所で聴いていたので、その部分だけ劣化したのかもしれません★
ソースダイレクトに切り替えたり、戻したりすると、たまに小さくなります
切り替え時にリレーで一旦入力が切られると、そのショックでボリューム内部の導通も変化するんでしょうか?
とりあえず原因は、今の所ボリュームと判明しました☆
明日にでも再び分解して、クリーニングしてみます☆
出来ればボリューム自体を分解したいんですがね〜☆
オーディオ回顧録の掲示板で皆さんから教えて頂いた情報と
説明書の仕様を書いておきます☆
PMA-1090G(106000円)
PMA-1090 (99000円)
仕様 ■パワーアンプ部 定格出力 両チャンネル駆動 (CD→SP OUT) 150W + 150W (負荷8Ω、20Hz〜20KHz) 180W + 180W (負荷6Ω) 全高調波ひずみ率 0.004% (定格出力時/-3dB)、負荷8Ω 出力端子 スピーカー/A or B 負荷6〜16Ω A + B負荷12〜16Ω ヘッドホン/ステレオヘッドホン適合 ■プリアンプ部 イコライザーアンプ出力 (REC OUT端子) 定格出力 150mV 入力感度/入力インピーダンス PHONO : MM 2.5mV 47kΩ : MC 200μV 100Ω CD、TUNER、AUX、TAPE-1、2 :150mV 47kΩ(ソースダイレクト : OFF)、10kΩ(ソースダイレクト : ON) RIAA 偏差 PHONO : ±0.3dB以内 (20Hz〜20kHz) ■総合特性 SN特性(IHF Aネットワーク) PHONO : MM 95dB (入力端子短絡、入力信号5mV時) MC 77dB (入力端子短絡、入力信号0.5mV時) CD、TUNER、AUX、TAPE-1、2 : 110dB(入力端子短絡時) トーンコントロール可変範囲 BASS : 100Hz±8dB TREBLE : 10kHz±8dB ラウドネス特性 低域 : 100Hz+7dB 高域 : 10kHz+6dB ■電源コンセント SWITCHED : 2個 120W(合計) UNSWITCHED : 1個 240W ■電源 AC 100V 50/60Hz ■消費電力 250W ■最大外形寸法 434(W) × 185(H) × 438(D) mm / PMA-1090 470(W) × 186(D) × 438(D) mm/PMA-1090G ■重量 17.5kg/PMA-1090 19.0kg/PMA-1090G |
OPTICAL CLASS-A
小出力帯(数W)では純A級動作、大出力になるとバイアス可変の疑似A級動作をする。
入力レベルの大小による増幅方式の切換等のコントロールを高速動作のバイアスコントロール回路が行い
バイアスコントロール回路からパワートランジスターバイアス回路への制御信号の伝達に光素子を使用している
主信号系とバイアス制御回路間相互の干渉を防ぎ、バイアスコントロールの高速化を図ったものである。
DENONからの解答
ドライバー段にMOS-FETを使用した、A級動作のアンプです。
OPTICALとは、バイアスコントロール回路からバイアス回路へ送る制御信号の伝送に使用している光素子のことです。
発熱が少ないのは、放熱性が優れているためです。
基板の上を眺めてみても、どこに光素子を使っているのか判りません★
どこに使ってるんでしょうね???
ボリュームの載っている基板です
ボリュームを取り外して見ましたが、分解にコツがあるのか
分解できませんでした★
ネジを2本外しましたが、まだ駄目でした
あんまり無理すると壊しそうなので、ここまででした★
裏側のシールの下にネジがありそうなんですが…、今回は見送ってクリーナーのみの清掃にしました
(シールの下にはネジでは無く、嵌め込み式のワッシャがありました、分解不可能です★)
しつこく清掃したんですが、あまり改善はされませんでした★
ボリュームが原因じゃ無いのかも…
そういえば、ヘッドフォンだと問題無いなぁ…(ボリュームは問題無しか?)
他の調整部分だとお手上げです★
とりあえず、電源を入れたりボタンを押したりで、原因を探ってみます
運が良ければ、そのうち直るかもと淡い期待を抱いていますが…
ソースダイレクト・ボタンとミューティグ・ボタンを50回ほど押してみました
ソースダイレクト・ボタンは電源が入っていないと内部のリレーが動かないので
電源をいれたまま押しまくります☆
この辺の切り替えが原因ならこれで改善されると思いますが
電源を切って、時間を置いてから再び確認してみます
う〜ん★、やっぱり駄目かぁ〜★、しかし、暖まれば問題無いんですよね〜
こうやって原因を探る作業がほとんどですね〜★、これはこれで好きですが☆
しばらく電源を落として、再度電源を入れてみると、今度はガリが出てしまいました★
ボリュームを清掃し過ぎて、接点が乾いてしまった様です★
仕方が無いので、ボリュームに開いている小さな穴から「接点グリス」を入れることにしました
針の先や、超小型マイナスドライバーの先にグリスを乗せて
小さい穴から入れるのはなかなか難しいですが、なんとか成功☆(内部の接点を傷つけない様に注意!)
見事にガリが無くなると同時に、電源投入時に右chから音が出なかった現象が無くなりました☆
なんとっ!、直っちゃいました☆
結局、ボリュームの接点不良が原因でしたか…☆
しばらく様子を見てみますが、おそらくこれで完全に修理完了だと思います☆
と、思ったら、やっぱり電源投入直後は駄目だ〜★
暖まると音が出て来る事から、コンデンサだろうと思うんだけど…
小さ目のコンデンサから交換してみるかな…
スピーカーB端子へ繋いで見ると、ちゃんと音が左右均等に出ました☆(たぶん)
どうやら、スピーカー・リレーの不都合で、スピーカーA端子の右chのみ音が出難い様子です★
スピーカー・リレーが本当に原因なのか…、まだ検証作業が続きます…
とにかく怪しいのは一つずつ潰していきましょう☆
スピーカー・リレーを取り出してみます☆