で、分解☆(ここまで分解するのに意外に苦労してます★)
引っ繰り返っている基板にスピーカーターミナルとリレーが載っています☆
取り出したスピーカー・リレー☆
接点は黒くはなってますが、損傷は酷くはなっていません☆
単に黒いだけです☆(表面処理???)
こちら側も黒いだけです☆(やっぱり表面処理???)
紙にアルコールを含ませて、接点を拭います☆
コイルの上の板を指で押せば接点が接触するので、紙を挟んでからゆっくりと引き抜きます☆
これをいろんな方向で数回やると、接点がキラキラしてきます☆
その後、お馴染みの「接点グリス」を接触端子に薄く塗ります☆
これで火花が起こっても、グリスが接点の黒ずみ・酸化を防いでくれるはずです☆
もう片方のリレーも清掃しておきます☆
元通りに組み立てて(これも意外に苦労する★)
初めての音出し☆
ちゃんと鳴ってます☆、最初から右chから音が出ないなんて事は無くなりました☆
僅かに右chの音量が少ないのは、ボリュームが原因です★
僅かに左右の抵抗の数値が違いました★
とりあえず、これで修理は完了かな?☆
修理完了後、まだ本格的には鳴らしていませんが
コンポに組み入れてみました☆
アンプを使う上での基本ですが、アンプだけは壁のコンセントに直接挿し込んで下さい
タップを使った場合に比べて、低音の出方が全く違って来ます☆ (他の機器はタップで十分☆)
アンプの後ろのサービスコンセントには何も繋がないというのはお約束です☆
音色的には、弦の倍音が綺麗で、高音から低音までホールの響きを良く出してくれます☆
前後方向への音の広がりと定位が良く、特にブラスのツヤが素晴らしい☆
SONYのTA-F333ESLとは全く違う音色ですね☆(TA-F333ESLはもっとホールの響き等が少ないです)
アンプ以外は全く同じセッティングなのに、一聴してホールの響きが2倍以上響くと判ります☆
まるでDSPでも入ってるような感じです☆
しかし、スピーカーのセッティングによってはキンキンした音になってしまうと思います★
意外と今のTechnicsのSB-M5のセッティングに合ってるのかもしれません☆
ソフトによっては、かなり酷い音が出たりします★、「なんじゃこりゃぁ〜っ!!」って感じの音になります★
音場感が全く無い、ただ鳴っているだけの音楽に聞こえるソフトもありますから、ソフトも選ぶコンポになりました☆
軽く1ヶ月ほど使ってみた印象を…
■音色は僅かに高域重視に聞こえる☆(しかし、重低音も雰囲気良く出る)
■ホールエコーを驚くほど良く再現する☆(エコーやエフェクトだらけの音源を掛けても、ちゃんと分解して再生できる)
■左右の分離が驚くほど良い☆(直接音から間接音までちゃんと再生できる)
ハッキリ言って、我が家にある「TA-F333ESL」がメインアンプに戻る事はもう無いでしょう!
それほどこの「PMA-1090G」と「Technics SB-M5」のプリメインアンプ&スピーカーの組み合わせは相性が良いのです☆
1ランクは間違い無く上の音を聴かせてくれます☆
エフェクトの多い音源、たとえば「平沢進」のCDを自分のシステムで聴いてみてください
音がダンゴになって、とても「分解能が良い」とは言えない状態で再生されると思います
しかし、このアンプだと「分解能」という言葉が使えます☆
オーケストラの音源を掛けても、ホールエコーを良く出すので、その場の雰囲気までも再生してくれます☆
一つの音が鳴ってから、消えるまでの音の広がりが判るんです☆
こういう音を出すアンプに逢ったのは初めてです☆、今まではスピーカーが音のほとんどを決めていたと思ってましたが
アンプでこんなに変わるなんて思ってませんでした☆
この音を出してくれるのなら、もうちょっと手放せませんね☆
今まで微妙に右chの音量が小さかったので
ボリュームの可変抵抗を新品に交換してみました☆
埼玉のDENONサービスセンターは、他社のサービスセンターと違った雰囲気で面白かったです☆(笑)
右が新しい可変抵抗です☆、1300円(ほんのちょっと高めです)
30kΩという事は、SONYのTA-F333ESXの120kΩよりも抵抗値がかなり小さいみたいです
ナットとワッシャーも同梱されていましたが、ナットは径が違って使えなかったです★(なんでっ!????)
元々付いているナットを使えば問題無いですけど…
交換完了☆
新品のボリュームは回す時に重さがあって、とても良い感じになりました☆
おそらく、前のオーナーが接点復活剤を吹き付けてしまい、軸のグリスが流れてしまったんでしょうね★
このアンプで、このボリュームの重さは初めての体験でした☆、良いです☆
微妙に右chが小さかった症状も無くなり、センターにピッタリ来てます☆
やはり新品部品は精神安定上良いです☆
2002/10/02
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