本体裏側の基板です、中央奥に16V 2200μFの大きなコンデンサがあります
右奥には緑色のスーパーキャパシタもあります、この2つは交換かな〜☆
電源コンデンサを総入れ換えしました☆
全て85℃保証品の普通のコンデンサです
105℃品はなかなか手に入らないもんね〜、寿命が短くなるらしいけど
その時はまた入れ換えれば良いだけですから☆
ほとんどのコンデンサを耐圧アップ、容量アップでいきました☆
元々入っていたコンデンサが特注品で普通には手に入らない品だったので
それぞれの直径とかの兼ね合いが難しいです★
店頭で現物合わせで選びました☆
果たしてちゃんと動くのか??
結局、電源コンデンサの総入れ換えだけでは直りませんでした★
まぁ、予想通りの展開なのでOKです☆
次は映像基板上のHICの基板表面実装コンデンサを張り替えてみます
今の状態は
・メカには異常無し
・電源を入れた直後は画面が真っ黒、しかし、数分後にはノイズの中から映像が出てきて、やがて安定するが
ゆっくりと回転するようなノイズが発生している
・音声には異常無し
画像が真っ黒な場合はこの基板のシールド内のHICをチェックすれば良いらしいので取り外します☆
このシールドはBX25の時のようなシールド板と基板がハンタ付けされているタイプでは無かったので
シールド板を外してから、HICを個別に取り外す事が出来ます☆
取り外したHIC★
全てのコンデンサが電解液を噴いてしまってます★
こんなに酷いのは初めて見ました★
綺麗にコンデンサを取り外して、普通のコンデンサを取り付けるのですが
これがまた難しそうです★、頑張れ〜★オレ☆
で、張り替えました☆
パターンが数カ所剥がれてしまったので、FS90で使ったリード線を使った張替えを実行しました☆
シールド板には入らなくなりましたが、その時はその時です☆
残ったパターンもかなり怪しかったので、強引になんとかリード線を取りつけて
そのリード線と導通がある場所をテスターで見つけて、その中から抵抗がゼロになる場所が
そのパターンの出ている場所です☆、そこにリード線をハンダ付けします☆
全部のリード線を取り付け後、剥がれない様にホットメルトでガチガチに固定しています
コンデンサも裏表に4個ずつホットメルトで固定しました☆(基板に直接コンデンサを張り付けるのは何故か苦手です★)
再生したところ、S-VHSでも綺麗な画像が再生されました☆
やはりここのコンデンサが完全に死んでいた様子です★、いずれS-VHSのHICのコンデンサも死ぬと思いますので
近日中に張り替えます☆、これで一応修理完了という事で☆
FS900の感想としては、標準モードでの映像にはちょっとビックリしました☆
とにかく安定して綺麗です☆
3倍モードはちょっとチラつきますが綺麗です☆
ここから先は予防処置的なモノです☆
リール周辺のメインブレーキとテンションバンドを交換☆
古いブレーキ類、送り出し側のメインブレーキに別パーツが付いています
このパーツも外さないとテンションバンドが外れません
両方のブレーキ共、かなり損傷変形してますが、ブレーキが遅れるなんて事は無かったです
各1個200円でした
テンションバンドも念の為交換します、300円でした
交換完了☆
カセットハウジングを外すために底板、フロントパネル外し、底基板開きが必要でした
最初にやっておけば良かったな〜
さて、調子に乗った私は、S-VHS用のHICのコンデンサの交換にも着手しました☆
この先に待ちうける悲劇にも気付かずに…