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ラックに入れた「M-22」の上部と、ラック中段の棚との空間は
約5cmあったんですが、その空間では全く足りなかったので★
急遽、ラックを分解して、真ん中の棚を移動させて、放熱の為の空間を作り出しました☆

これで放熱の問題は、かなりマシになるはずです☆
最低でも15cmの空間は欲しいところです☆
その位ないと、かなり放熱が辛いです★
ヒートシンクの根元の温度は、真冬でも軽く60℃近くになります★

両端のヒートシンクと、後部のトランスは非常に熱くなりますが
中央の巨大なコンデンサは熱くなりません☆
このコンデンサが膨らんでいる「M-22」をよく見ますが
あれは狭くて換気の悪い場所に押し込められてしまったのが原因でしょうね★
特に奥の2本が駄目になりやすいです★
向かって右側の奥は、発熱する電源整流部があるので、特に右奥のコンデンサが痛みます★

稼働時間が3時間を越えると、トランスも、かなりの高熱になりますからね
その頃には、ヒートシンクは低温火傷必至です★

ラックに入れる時は、ヒートシンクの左右に壁を作るラックは避けましょう★
間違いなく「M-22」の寿命を縮めます★

2006/01/24


電源整流部のダイオードを発注してみました☆

「M-22」に使うのは、左の2袋だけです☆
右端のは、「M-90」用の「31DF2」というファースト・リカバリー・ダイオードです☆


電源整流部の大きなダイオードは、オリジナルが日本インターの「30D2」ですが
もう手に入らないので、互換品の「30PDA20」を使います☆
オーディオ好きなら、流行のショットキー・バリア・ダイオードを使おうとか考えるでしょうが(私も考えた)
オリジナルの「30D2」は、一般の整流用ダイオードで
それがあのマッタリとした音になっているのかもしれず、それが気に入ってるのだから
わざわざキレが良くなると言われているショットキーに交換して、音が変わると困るので
一般用でいきます☆

その他の部分に使われる小型のダイオードも
オリジナルは「10E2」でしたが、互換品の「10DDA20」にします☆


オリジナルの「30D2」は、基板にペッタリと密着していて
足も短くて、熱的に苦しい状態になっています★
これってもしかして、基板自体を放熱フィン代わりに使ってません???

「M-90」とかになると、電源部のダイオードは、足の長さを最大限使って放熱しています☆


ダイオードを抜いてみると、基板の表面が焼けちゃってます★
他のサイトにある「M-22」の修理写真に比べると、まだマシな方ですが…
フィルム・コンデンサを固定している、ホットメルトまで溶けて落ちて来ています★
これだけ熱いと、上に付けるコンデンサが電解コンデンサだと、電解液がもたないでしょうね★


取り外した「30D2」なダイオードと、新しい「30PDA20」☆


足を長くして、放熱面積を多く確保しました☆
足の長さが2倍ほどになっているので、かなりマシになるんじゃないかと思います
逆にセラミックコンデンサに近づいたので、こっちが今度はヤバイかも?
いざとなれば、セラミックコンデンサは裏面に付ける事も出来るでしょうけどね
 (高速ダイオードにすればセラミックコンデンサは要らないかも?)

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