この写真はテープがローディングされた直後の写真ですが
左側のテープポストが最後まで上がりきっていません!!(右側は上がり切っています)
同じ様に、右下のピンチローラーとキャプスタンの間隔にも注意してください!
修理を始めた初期の時にはもっと下の位置まで落ちて、ローディングが終わってました★
これが正常にローディングされた状態です☆
テープポストが最後まで上がっており、ピンチローラーもキャプスタンのすぐ側までやって来ています☆
試しに、上がり切っていない状態にローディングされた時に、割り箸でポストを上に上げてみると
見事にノイズが消え去ります☆
という事は…
ローディングする時の力が足りなくて、最後までテープポストを上げる事が出来無かった!!
というのがノイズ・音割れ・テープの傷の原因です!!
テープポストが最後まで固定されずに斜めになってしまった為
テープがポストから外れたのだと思われます★
ローディング用のゴムベルト交換決定です!!☆
ちなみに、ピンチローラーのすぐ右下に有るポストも最後まで上がった後
ゆっくりと下まで下がってしまう現象が起こっていましたが
メカ部右上にある、ローディング用のリールが見える隙間から、リールを回して上げきってやると
次からは下がる事は無くなりました
それでも時々ズルズルと数ミリほど下がりますけど…★
上がりきった場所に有るスイッチに常時触れているのが正常です☆(ローディング完了の検出スイッチ??)
これらの事から、SONY DTC-77ES系列の4DDメカのチェック事項は
だと思われます☆
基本的にローディング時の力不足が原因だと思われますので(グリスの固着が原因でした!)
ローディング用のベルトの交換で修理完了すると思います☆(ベルト交換では直りません★)
やはり、製造後10年以上経ったメカのゴムベルトは、絶対交換が基本ですね☆
交換後、またレポートします☆
今日は日曜日なのでSONYサービスセンターはお休み★
部品発注は明日です☆
仕方が無いので、もう少し検証します
ローディング用のゴムベルトが原因なのは判ったので、試しにゴムベルトを紙やすりで磨いて
接触抵抗を増やしてみました☆
結果は、電源投入直後の1回か2回は必ずピンチローラー右下のポストがスイッチに触ってから
スイッチの力に押し返されて、数ミリ落ちるという状況です★
テープを入れ直すと、ちゃんと最上部で止まるんですがね☆
私のDTC-77ESでは10分ほど電源を切って置いておくと、この現象が何度でも再現されました
この現象から、電源投入直後に必ず失敗するかどうかを確かめてみました
結果は、全て失敗★、電源投入直後はどうも駄目らしいです★
スイッチのスプリングが強すぎるのかなぁ???
もしかしたらローディング用モーターのトルクが、電源投入直後は弱いのかも知れません
次は電源を入れたまま、20分ほど放っておきます
その後、テープを入れると、ちゃんと最上部まで上がりました☆
どうやら電源投入直後は、ローディングモーターは駆動力不足になってしまう様です★
(これは間違いの様です★、その後ダメになりました★)
次は、しばらく電源を切って置いて、電源投入10秒後にテープを入れてみます☆
これも駄目でした★、スイッチの力に押し返されてしまいます★
この時にポストを持ち上げても固定されないので、ローディング時に上がりきった時に
何かのロックが掛かる様です(これも間違い★ロックは無いです!、リールを回すと簡単に戻ってしまいます★)
ロックが掛かる前にスイッチの力に負けて、ズルズル落ちていくみたいです
メカ右上に見えるローディング用のギアを触ってみると、少し動きます★
この動く量が、ゴムベルトのたるみで、その分だけ最上部で固定されずに、ロックが掛かる前に落ちてしまうと思われます
次のローディングからは、多少ゴムベルトの抵抗が増えるので、ちゃんと最上部でロックが掛かるまで頑張れます
次は、しばらく電源を切って置いた後、電源投入直後にテープを入れて
ローディングさせ、ピンチローラー右下のポストが最上部に上がった瞬間に
メカ部右上にあるローディング用のリールを割り箸で止めてみました☆
完全にローディング完了します☆(これもその後ダメになりました★、安定してローディング完了出来ません★)
これらの事で、未完全なローディングはローディング用のゴムベルトが緩んでいる為と決定いたします☆
はぁ☆、長かった☆
今日、秋葉原でゴムベルト探してみようかなぁ〜☆(ちょっと太目のが欲しい)
その前に、電子パーツクリーナー(またはブレーキクリーナー)を綿棒に染み込ませて、ゴムベルトを拭いてみました☆
ゴムベルトの表面を溶かすので、一時的に紙やすりで磨くよりも表面抵抗を高くする事が出来ます☆
この方法でゴムベルトを磨くと、ほぼ100%の確率で完全なローディングが可能になります☆
(それでも電源投入直後は苦しい★)
最後の手段とも言うべき方法ですが、ゴムベルトは伸びたままなので
数十分で効果は切れます★、やはり新品は手に入れましょう☆
手でローディングギヤを回してみましたが、最後の方でかなり重くなります★
おそらくピンチローラーのスプリングだと思われます、ローディングの最後の方はかなりのトルクが必要になります
ローディング完了スイッチを押したまま固定されなくても、ポストは最後まで上がり切っていますが
スイッチで押し返された状態では、ポストがずれるまでのギヤの回転量はほんの僅か★
安全量を見込むと、なんとしてもローディング完了スイッチを押したままでローディングを終了させなくてはいけません
ゴムベルト交換は絶対必要ですね☆(しかし、ローディング完了スイッチがONになるのがあと2ミリ先なら大丈夫なのに…)
秋葉原の千石電商の地下で、ゴムベルトを買ってきました☆
上のが最初に付いていたベルト 内径25mm 太さ1mm(たぶん)
下の3つが買ってきたモノです☆、各1個100円☆、安いです☆
それぞれ左から
1:内径23mm 太さ1.6mm
2:内径25mm 太さ1.2mm
3:内径25mm 太さ1,6mmです☆
1:内径23mm 太さ1.6mmのベルトだと小さ過ぎてリールが回転しませんでした★
使用不可能です★
2:内径25mm 太さ1.2mmのベルトは、ちゃんと使用出来ますが
最初のベルトと何の変わりもありません★、ローディング完了スイッチに押し返されてしまいます★
3:内径25mm 太さ1,6mmのベルトは、ちゃんとスイッチを押し上げて固定されます☆
このベルトです☆、少しローディングスピードが遅いですが、最後までポストを上げ切って固定されます☆
ベルトを入れるときにちょっと苦労しますが、ちゃんとローディングされるベルトはこれだけです☆
ローディング途中に最も動きが遅くなる時は
ローディングポスト2本とピンチローラーと隣のポストの4本を同時に動かす瞬間です
ローディング過程は、まずヘッドドラム横の2本のメインポストだけが上がります
もう少しで上がり切るという時に、ピンチローラーと隣のポストが動き始めます
この時が最も負荷が掛かる瞬間です★、頑張れローディングモーター!!(小さいんだな、このモーターが★)
ローディングポスト2本を上げ切れば、その先は軽くなります☆
メインポスト2本が固定され、負荷が減った状態でピンチローラーと隣のポストが上がり切ります☆
普通のゴムベルトだと、その後、ピンチローラーと隣のポストが
ローディング完了スイッチに押し返されて戻ってしまいます★
設計上の位置からずれてローディングが終了してしまいます★、これではイケません★
最悪の場合、メインポストが上がり切ってしまわずに終了してしまいます★(音声が割れます★)
メーカー修理に出しても、どうやらこれはなかなか直らない様です★
メカ部のギアを分解して、メインポスト2本とピンチローラーを上げるタイミングを、同時に4本動かない様に
ギアの噛み合わせで調整できれば、細いベルトでも大丈夫な気もしますが
そこまでやる根性は私にはありませんでした★
ついでにテープ窓開閉用のゴムベルトもちょっと太目のに交換しておきました☆
全体的にメカの動きがガッチリした感があります☆、もう大丈夫でしょう☆
手でローディング用のリールを回しても、最後でやたらと動きが重くなる事は無くなりました☆(テープ無しで回す事!)
今回交換した2本のゴムベルトは、どちらも細めのベルトが使われていました
細めのベルトは動きは滑らかになりますが、トルクが必要な部分に使うとスリップしてしまうのでどうかなと思います
ちゃんと停止スイッチも付いているので太目のベルトでもモーターが焼ける事は無いと思います
他の4DDメカを持っているSONYのDATメカも同じ様な症状が出ていると思いますし
その事を知らずに使っていて、ヘッドの磨耗と勘違いする事が多い様です
DATはテープのヘッド巻き付け角度が少ないので、ヘッドの磨耗なんてほとんど無いと思います
メーカー修理に出しても「原因不明」か「症状再現されず」で返って来る事が多い様です
設計上のゴムベルト選択で細いベルトを選んでしまったのが最大のミスだと思うのですがね★
今回の修理のような事はなかなかメーカーでは気付かないと思います
メーカー修理では1台の機器にこんなに時間(1週間!)を掛ける事は無いですからね
これにてDTC-77ESの修理完了といたします☆
これからのモディファイとしては、テープを照らすLEDを明るい青色LEDに交換したいですね☆
今付いているLEDはたぶん緑のLEDに青いカバーを掛けてあります(あんまり明るくしない為??)
カバーを外してみたら、なんとフィラメントの入ったムギ球でした、これじゃぁそのままLEDへ交換出来ないなぁ…★
青のLEDにしたら、たぶんカッコイイぞ☆(たぶん)
これで安心して使えるデッキになりました☆
今のところ全く問題無く録音再生出来る様になりました☆
ちゃんと天板を外した状態で数日間ローディング具合をチェックしました☆
メーカー修理に出しても直らない場合は同じ様にしてみたら、直るかも??☆(100円だし☆)
(どうしてもメーカー修理をするのなら、ローディング用のリールとモーターリールも交換したら良いかも☆、判らんが★)
録音・再生可能なポータブルDATを実家から取り寄せました☆
これでイロイロと遊べそうです☆(でも充電電池が無い★)
ところでDATってコピーガードCDもデジタル録音出来るんでしょうかね???
修理完了だと思ったのに、今日またピンチローラーの右下のポストが落ちて
音が割れてしまいました★、なんでだ〜っ!!?
ローディングした時、最後にピンチローラーがキャプスタンまで上がってから
スプリングの力で落ちるのですが、この時にベルトが滑るか、伸びるかするみたいです
で、メカ裏側の基板を外してみました☆
(ヘッドから出ているフレキケーブルの外し方が判らない人は、ここから先はしないほうが良いと思います)
ローディング用のリールベルトとリールを外してあります
肝心のピンチローラーあたりを見たかったのですが
キャプスタンモーターを外す事になってしまう為に、ここまでにしました
取り出したリール、リールベルトの当たる部分を清掃しておくのを忘れずに
新しく入れたベルトの内側の面がテカテカなので、紙やすりで磨いておきます
リールの当たり面も綺麗にしたし、ベルトも万全だと思うので
今度こそ大丈夫かな???
また1週間後に開いてみます☆
う〜ん★
どうも電源を入れた直後はどうしてもローディングをミスる様です★
3回ローディングさせれば大丈夫の様ですが…
思い悩んだ結果、「これはローディングギアに何か不具合があるに違いない」
と言う事になり、開いてみました☆