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このロータリーエンコーダーが動作不能の原因でした★
ギアにクラックが入っていて、内部に落ちていました★
この部品はポリ製で、接着剤も使えません★、修復不可能です★
回るとギアのクラックが開いてしまい、ちゃんとした動作にならない様です★
まさに「割れてくれ」とばかりにギアに穴が開いています★、なんで穴なんか開けたんだぁ??
この部品を現在取り寄せると、部品番号の違うモノが発注されます、対策部品になったのかな??☆


メカ裏側のローディングリング部分☆、グリスの固着はありませんでした☆
が、左下の赤丸の部分のポストのグリスが固着して動きが悪い事が非常に多いようです★
最初のうちにカットポリワッシャを外してポストアームを引き抜き、清掃・グリスアップをしておきましょう☆
表側にスプリングがあるので先に外すのを忘れずに!

このデッキはギア位相もズレてはいませんでした
ローディングには小さなゴムベルトが使われています★(この写真ではゴムベルトは取り外してあります)
ピンチローラーを動かすプランジャが無いんですが、まさか…ローディングモーターの力で
キャプスタンに押しつけるんですか???(ロータリーエンコーダーが酷使されちゃうよ〜★、動きも少し遅くなるだろうし)
キャプスタンモーターの入る穴とピンチローラーのアームが動く穴が繋がっています★
強度にちょっと不安が…、DTC-77ESだとピンチローラーはプランジャで駆動されるので
ピンチローラーアームを動かすこの穴は存在しません


フロントパネル裏にある謎のダイオード…いかにも取り外ししやすそうに載ってます
これが何かは謎です、何なんだろう??、何かな〜???
判らないや☆、まだやってないモン☆

とりあえず今日はここまで☆、部品が来るのは土曜日の予定
あと細かい追加の部品を発注しておかないと…
ピンチローラーも一応磨いておいたけど、かなり劣化が激しくて、交換した方が良いかも…
キャプスタンにもかなりの汚れがこびり付いていました★
前オーナーが取り外そうとして壊したカットワッシャーも取り寄せないと…(爆)

2002/05/30


SONY SSからロータリーエンコーダを取り寄せしました☆、500円☆
その時にピンチローラーとカットワッシャーを発注しておきました☆

ヘッドドラムは現在の在庫が60個、価格は11000円
FL管は在庫が無いそうです★


新品ロータリーエンコーダ☆
何か改良でもされているのかと思ったのですが、見た目は何も変わっていません
「N」のハンコが押してあるだけです☆、ギアに穴も開いています★、またきっと割れますね★
内部に変更があるのかもしれませんが…

と、思ったら、なんと!、新しいモノにはギアの穴が貫通していません!!!☆
ギアにある2つの穴が貫通していないんです!!☆、途中までしか開いていません!!☆
これでかなり強度が上がって割れにくくなっているはずです☆、良かった〜☆
 (後日、余分に手に入れたロータリーエンコーダには「N」のハンコは無かったですSONYのNか?JAPANのNか??)

古いロータリーエンコーダを分解してみましたが、ちょっとグリスが変質して流れ出していたり
黒くなっているだけで、パターンの異常とかは無かったです
回転するヒゲ端子もかなり太いシッカリしたもので、問題無さそうでした
一体何が悪かったのか???、ギアが割れるのが悪いんだ★、どうにかならんのか??????
設計者に問い詰めたい、折檻しながら問い詰めたい★

取り付けは、キャプスタンを固定している棒(キャプスタンそのものでは無い)に
上から見て、ピンチローラーが当たるか当たらないかまでローディングを進めてから
ロータリーエンコーダのギア側にある印を上の写真のように合わせて取り付けます
これだけでちゃんと動くようになります☆、上手く行かなかったらネジを緩めて微調整です
普通は一発で上手く行くでしょう☆

ついでにローディングリングの内周に新しいグリスを塗り
念の為にポストの移動部にも薄く新しいグリスを塗っておきました(少しは動きが良くなるでしょう☆)


このロータリーエンコーダの新品交換のみで、完全に修理出来ました☆
あれほどテープを噛んでいたのが嘘のように治まります☆
ここで初めてDTC-1000ESの音を聴く事が出来ました☆、少し軽めの音ですね

この先もDTC-1000ESを使い続けるのならば、ロータリーエンコーダは取り寄せておいた方が賢明です☆
ロータリーエンコーダは、またいつか必ず故障するでしょうから…、他のゴム部品も保管するべきでしょう
ヘッドはどうかな…、DATは高性能なメタルテープに回転ヘッドで
高速回転するヘッドとテープの間は極薄の空気の層があり、ほとんどヘッドを磨耗させる事は無いし
90度ラッピングという方法で、ヘッドに負担を掛けずに素早い動作を実現させているので大丈夫なような気がしますが…
どうしてもという場合は、念のために取っておいても良いかも…、なんといっても、VHS-3倍用のヘッドよりも細いヘッドですから…
ただし、その場合は専門的な調整が必要になると思います

DTC-77ESでCDをSCMSデジタルコピーしたDATテープも問題無くDTC-1000ESで再生可能です☆(少し心配してた)
LPモードで記録したテープを再生させるとジェット機のような騒音が出ます★、ヤバイです★気をつけましょう!

例の44.1KHzデジタル入力改造は、上手く動きませんでした★
D721撤去だけではダメみたいですね★、違法な事は諦めましょう★
CDからのダイレクト44.1KHzデジタルコピーは全く不可能です★

ここでCDからアナログ入力でDTC-1000ESにコピー☆
それをデジタル同軸でDTC-77ESへダビングしてみました☆
 (これ以下はそれぞれのデッキにテープは入れたまま一度も出さずにダビングを繰り返します)
そのままDTC-77ESへダビングしたものをDTC-1000ESへデジタル同軸でダビング、これも可能でした☆
さらにDTC-1000ESからDTC-77ESへデジタルダビングし、さらにDTC-1000ESへダビングしてもOKでした☆
 (つまり、1000ES>77ES>1000ES>77ES>1000ES>77ES>1000ES>77ESとデジタルコピー☆)
この方法で最後にDTC-77ESに録音したテープもDTC-1000ESで再生可能でした☆

どうやら、最初の一回だけDTC-1000ESでアナログ入力録音すれば
DTC-1000ESとDTC-77ESの組み合わせなら半永久的にデジタルダビングが可能な様です☆
どちらかを完全に送り出しデッキ・受けデッキとして繰り返しダビングすると、何か起こるのかもしれませんが…
注意するとすれば、最初のアナログ録音の時に頭を長めに無音録音する事でしょうか
普通に繋いだだけでは、その時点ではコピープロテクトが働いていて、48KHzの無音が無いと
コピー解除された48KHzの信号が来た時に機械の動きが間に合わないと思われます

とにかく解除された安全な信号が入力されるまでは、デッキは全て録音禁止状態になっています★

しかし、デジタルダビング出来ないとDATでテープ編集する意味が無くなるので
この位出来るのが当たり前だと思うのだけれども…
SCMS対応デッキ同士だと、自分で生録音したデジタルデーターも孫ダビングは無理なんだよねぇ?、確か???

送り出しデッキ・録音側デッキを固定して試してみました
どのデッキで作ったテープかも試してみました

アナログ録音 48KHz
DTC-77ES 製作テープ

77ES → 1000ES へデジタルコピー
1回目 X

1回目からダビングに失敗してます★
SCMSコピーガード信号を
1000ESが受け付けてくれない様です
アナログ録音 48KHz
DTC-1000ES 製作テープ

77ES → 1000ES へデジタルコピー
1回目 ○
2回目 ○
3回目 ○
4回目 ○
5回目 ○

何回でもデジタルコピー可能☆
アナログ録音 48KHz
DTC-77ES 製作テープ

1000ES → 77ES ○
2回目 ○
3回目 ○
4回目 ○
5回目 ○

ここでダビング方向を
77ES → 1000ES へ変更
1回目 ○
2回目 ○
3回目 ○
4回目 ○
5回目 ○

1000ESで再生すると
何かが外れるのでしょうか???
48KHzだと全てフリーになるみたいです☆
アナログ録音 48KHz
DTC-1000ES 製作テープ

1000ES → 77ES へデジタルコピー
1回目 ○
2回目 ○
3回目 ○
4回目 ○
5回目 ○

当然ですが
何回でもデジタルコピー可能☆

ここで、悪の心を持つアナタはこう考えましたね?

「DTC-77ESで録音したCDからの44.1KHzのテープを、1000ESに入れて再生すれば、何かが外れるんじゃないのか??」と!

しかし、残念ながら答えは Xです★
77ESは1000ESから出力されたコピー禁止信号を受けて、デッキの動きを止めます(普通のSCMSの動きです)

逆に77ESから送り出して、1000ESで録音しようとすると
1000ESは入力された44.1KHzデジタル信号に、コピー禁止信号(1回許可・2回許可)があろうが無かろうが
CDからの44.1KHz信号も含めた、全ての44.1KHz録音をDTC-1000ESは停止してしまいます★、と言う事で
DTC-1000ESは44.1KHzのソースは再生のみの対応です
潔く諦めて、何度も編集したい時はアナログ録音の48KHzで我慢しましょう☆
44.1KHzのデジタルコピーは手を出してはイケナイ領域です★

編集を前提としたテープ(生録音等で48KHz録音されたテープ)は
最初にDTC-1000ESで再生してさえいれば、何度でもデジタルコピー出来ます☆

しかし、こうして結果を並べると、DTC-1000ESとDTC-77ESの組み合わせは
SCMSの事なんか全く関係の無い結果になってしまいました★
コピー出来る時は何度でもコピー出来るし
コピー出来ない時は、全く出来ません★
とにかくどちらのデッキで作った48KHzテープでも、1000ESを送り出しにさえすれば
何度でもデジタルコピー出来ますからね☆、生録音の編集には丁度良いでしょう☆

もう一度書いておきましょう
DTC-1000ESは44.1KHzのデジタルコピーには全く対応しておりません

うちのポータブルDATのTCD-D3のバッテリーが死んでるのが痛いなぁ★(D3は重いってば★)

稀にオークションで最高級DATデッキが出品されていますが
いかに最高級DATデッキといえども
SCMS対応のDATに10万円以上も出す人の気が知れませんねぇ〜
テープの編集なんかしないんでしょうね、きっと☆

編集してると、どの音声を何回ダビングしたなんか忘れちゃうっすよ★
2回以上ダビングした音声が入ってきた段階で機械が止まっちゃいますよ★
 (1曲前の曲はダビング出来たのに、次の曲になったら録音側のデッキが止まったという事が発生するでしょう★)
DATのデジタル編集時にはアナログ回路は関係無いので安い古いデッキで十分です☆
SCMS以前のデッキだと、生録音・アナログ録音した48KHzなら音質を損なわずに半永久的に編集可能です☆
これぞDATです☆(これが本来の使い方なんだってばっ!!)

他の32KHzとか衛星放送のBモードとかの検証は、また次回☆

ココまで書いておきながら、DTC-77ESで「SCMSによるコピーフラグ」の「ID6」を調べられる事を
すっかり今まで忘れていました☆(爆)

DATの「ID6」はそれぞれ
「00」=「コピー許可」
「10」=「コピー禁止」
「11」=「1世代に限り許可」
となっています☆
 (「01」は規格上「未定義」ですが「01」=「10」=「コピー禁止」として認識されます★)


CDからDTC-1000ESで48KHzアナログ録音したテープを77ESでID6を調べてみると、しっかりと「00」でした☆
1000ESでアナログ録音したテープは、全て無限ダビング可能なテープになります☆

しかし、DTC-77ESでCDから48KHzアナログ録音したテープは「11」です★

このテープはDTC-77ESからDTC-1000ESへのデジタルダビングは出来ません★
(SCMSデッキ同士だと1度だけデジタルダビング可能です)

しかし、この「11」のテープを1000ESに入れて77ESへデジタルダビングすると

御覧の通り☆、ID6は「00」へと変更されていました☆
どうやら48KHz ID6が「11」のテープは1000ESで再生すると「00」へ変更になるようです☆
無限デジタルコピー可能なテープの出来上がりです☆

ちなみにCDからDTC-77ESで44.1KHzデジタルコピーしたテープのID6は「10」です

このテープは他のDATには、もうデジタルコピー出来ません★

では、48KHzのID6が「10」のテープはどうなるのか???
そこで48KHzのID6が「10」のテープを作ってみましょう☆

ポータブルDATのTCD-D3とDTC-77ESを使います☆、両機種ともSCMS対応機種なので
DTC-77ESでアナログ録音したID6が「11」のテープから、TCD-3Dへとデジタルダビングすると…

TCD-3DのテープのID6は「10」へと変更になります

今までの法則だと、この48KHzのID6が「10」のテープは
DTC-77ES > DTC-100ESへのデジタルコピーも
DTC-1000ES > DTC-77ESへのデジタルコピーも不可能なはずです!!

まず、DTC-77ES > DTC-100ESへのデジタルコピー

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