天板の裏に貼り付けます
こんな感じで天板が完成☆
天板のゴム板がトランスの振動を抑えます☆(とは言っても、振動なんかしないでしょうから、気分の問題です☆)
天板を取り付けて完成!☆
やっぱりこういうのはケース選びが全てですね☆
ケースのデザインさえ良ければ、それなりに見えます☆
小さい箱なのにかなりの重量感☆、重いです☆
背面端子もガッシリしていて、なかなか綺麗に仕上がっています☆
ケーブルも入力・出力を同じケーブルで揃えました☆
20年以上前に発売されていた、「SONY LC-OFC CLASS1 HI-FI CONNECTING CORD」です
芯線が極太の同軸ケーブルで、強力な防振構造がなされています☆
こんな感じにSL-P1300の横にチョコンと収まっています☆
音を出してみると、6.8kΩでは、高域がライントランスを通さない音とあんまり変わらない音だったので
620Ωに付け替えました☆(非常に簡単に交換出来ます☆)
ちょっと高域が延び切っていないような印象を受けますが、いかにも「トランス使ってるぞ〜」みたいな音で鳴ってます☆
高域を延ばす為に、もうちょっと上の抵抗でもいい感じですが、しばらくは620Ωで
ライントランスの雰囲気を味わってみます☆
気が向いたら微調整と言う事で☆
2005/06/06
ライントランスのメリットとしては…
■アイソレーション
入力と出力を電気的に絶縁、アースに流れるノイズをカットして
機器間の相互の影響が無くなります☆
■バイアス変動の早期回復
トランスの2次側は直流的に非常に小さい値なので
アンプのバイアス等の不安定さがあった場合、それが小さくなる☆
■コモンモードノイズのカット
CDPからのクロックパルス等のノイズをカットします☆
(MJ 1986年 5月号の記事より)
…等があるそうです☆
でもまぁ、音がまろやかになって、やさしい音になるのが一番の効果ですかねぇ☆
真空管アンプからトランジスターアンプになった時も、トランスを積んだアンプがあったり
LPからCDになった時に、ライントランスを付けてみたり
今はCDからSACDになろうとして、ソフトメーカー側の録音・編集機材が変わってきているでしょうから
出来上がった音楽が、ちょっと痛い音だったりするなぁと感じる時があります★
特に今出ている音楽ソフトの中には、クリップした音を平気でCDにして売ったり
明らかに何らかの不手際で、ノイズが入っているCDを平気で売ったり
何が原因か良くわからないけど、痛い音しか出ないソフトを平気で売ったりしてます★
そういう音から耳を守る為と、落ち着いて音楽を長時間聴ける様にする為に
ライントランスは効果があると思ってます☆
(…というか〜ぁ☆、2系統の出力端子があるCDPならぁ☆、アンプの入力切り替えのワンタッチだけで2種類の音質を聴けるって、お得ジャン☆)
まぁそんな感じです☆
CDプレイヤーの出力インピーダンスの測り方☆ 正弦波の入ったテストCDと、5kΩの可変ボリューム、テスターだけで CDプレイヤーの出力インピーダンスが測れます☆ CDPのライン出力(ヘッドフォン出力じゃ無いよ★)に、テスターを繋いで そのテスターの先に5kΩの可変抵抗を繋いで準備OK☆ 可変抵抗を右一杯に回します CDPにテストCDを入れて、127Hzか、251Hzか、499Hzの正弦波のどれかか 似たような周波数のトラックをリピート再生します☆(今回は500Hzを使いました) テスターをAC測定モードにして、その時の数値を測ります この場合は、0.905Vでした(可変抵抗を繋がない場合は、0.986Vありました) 0.905Vに0.9を掛けて、0.905V×0.9=0.8145V この0.814Vになるまで、可変抵抗を左に回していきます 0.814Vになったら、テスターからCDPに繋がっている配線を外し テスターと可変抵抗だけが繋がっている状態にして 抵抗値測定モードにします☆ 可変抵抗の抵抗が、この場合は2.26kΩでした☆ つまり、2260Ωですから、これを9で割りますと、このCDPの出力インピーダンスが分かります☆ 2260Ω÷9=251Ω このCDPの出力インピーダンスは251Ωでした☆ ■つまり、このポータブルCDPのライン出力に、ライントランスを繋ぐと 出力インピーダンスが600Ωよりも小さいため 高域にピークを持った、少し痛い音が出ると予想出来ます☆ 実際にライントランスに繋いでみると、やっぱり高域がちょっと痛い軽い音が出ました★ ライントランスの1次側に360Ωのダンプ抵抗を直列に入れればマッチングが取れて、少しは改善される?(ホントか??) 実際のところ、カタログ値600Ωの出力インピーダンスだと思われていた SL-P1300が、出力インピーダンス実測では270Ωでありながら 実際にライントランスに繋いで鳴らすと、太い音が出るという事もありますので コレはあんまり役に立たない????????? とか、思っちゃいます★ 最終的には、CDPの電源部の作りがやっぱモノを言うのかなぁ?、という感じです☆ |
と、言う訳で、SL-P1300の実際の出力インピーダンスが270Ωと分かったところで
(どうやら、600Ωというのはメーカー推奨負荷インピーダンスらしい…)
■1次側・270Ω:2次側・50kΩで、2次側に付ける抵抗で、1次側に合わせるとして
再度、ライントランスの2次側に繋げる抵抗の抵抗値を求めてみると…
「270Ωの抵抗でいいんじゃない?」という結果に…
■また別に、600Ω:600Ωを守ってやるとしたら
1次側に330Ωの抵抗を直列に入れてやるとかもあります☆
■さらに、常用してるアンプのボリューム位置での抵抗値を実測で測って
その値をトランスの2次側に掛かるインピーダンスとして
抵抗値を割り出すという方法も…
しかし、アンプの50kΩのボリューム抵抗値が、10kΩよりも下になる事は無いと思いますので、この場合は変更無しでいいかも…
計算してみたら、アンプのボリューム抵抗値が10kΩ時でも620Ωとの合成抵抗が583.8Ωだし
20kΩ時でも620Ωとの合成抵抗は601.3Ωですからねぇ…
アンプのボリューム位置12時以上で使うような事な無いので、これは考え無くてもいいかも…
「ロー出しハイ受け」というインピーダンス・マッチングの妥協もありますし
「出力側のインピーダンスに比べて、入力側のインピーダンスが低い事は絶対にあってはいけない」
という決まりもありますので(音が割れたり、歪む)
やっぱり600Ω:600Ωに合わせるのが基本かなぁ…?
今の状態でも、CDPの実出力インピーダンス270Ω:アンプの入力インピーダンスと抵抗の合成抵抗612.4Ωなので
ロー出しハイ受けになっていて、別に問題無いといえば、問題無い気もします☆
CDPの出力インピーダンスも周波数によって、もっと変化する可能性もありますので
2次側を600Ω位にしておくのが安全かもしれません☆(つまり今のまま)
トランスの2次側、アンプの入力側の合成抵抗が600Ωというのは、アンプの入力インピーダンスとしては低すぎる気もしますし
もしかするとアンプが壊れるかも??
気が向いたら、アレもコレも試してみますね(ホント頼りになんなくてすんません★)
2005/06/07
抵抗の数値 | インプレ |
無し | 2次側インピーダンスはパワーアンプの入力インピーダンスそのままの50kΩになる、電圧型最大のセッティング ほぼライントランス無しの音と同じ |
620Ω | トランスの600Ω:600Ωに合わせた抵抗、2次側のインピーダンスは612.4Ωになる、電力型のセッティング ゆったりとしたまろやかな包まれる音、いくら音量を上げても痛くないが、少し押さえ込まれた印象、鮮烈さは失われる |
3.3kΩ | 2次側インピーダンスは3kΩになる 鮮烈さもあって、高音の伸びも良いが、痛い音のCDでは痛さが感じられる、低音の伸びも良い |
6.8kΩ | 2次側インピーダンスは6kΩになる 鮮烈さもあって、高音の伸びも良いが、痛い音のCDでは痛さが感じられる、低音の伸びも良い |
15kΩ | CDPの推奨負荷インピーダンス・10kΩに合わせた抵抗、2次側のインピーダンスは11.5kΩになる CDPにとっては最も都合が良いと思われる、電圧型のセッティング ほんの僅か音のエッジが無くなる感じ、ほぼトランス無しと同じ印象 |
2次側抵抗無しの50kΩというのは、かなりの安全マージンを取った数値ではないかと思います
CDPの推奨負荷インピーダンス10Ωに近くなる15kΩを上限と考えていこうかと思います☆
ネットでトランスの周波数特性をアップしているサイトを観て回りましたが
入力側CDPの実出力インピーダンスが、ちゃんと600Ωの場合は高い抵抗を付けても平気っぽいのですが
実出力インピーダンスが300Ω以下になると、1.2kΩ以上の抵抗を付けると
60kHzに僅かなピークが出てきて、それが可聴帯域の音に微妙な変化を与えるみたいです★
実出力インピーダンスが100Ωとかになると、どんな抵抗を付けても70kHzあたりに+4dBものピークが出来るみたいです★
個人的には高域はダラ下がりが一番望ましく、ほんの僅かでも盛り上がって欲しくはありません
という事は、270Ωの実出力インピーダンスを持つSL-P1300は
1kΩ以下の抵抗でないと、高域が痛い音になるという事ですね★
620Ω〜1kΩまでの抵抗で、良い感触の抵抗を探してみようと思います☆
2005/06/10
結局、2次側抵抗は、CDPの負荷も軽いと思われる安全範囲で選ぶ事にしました☆
CDPのTechnics SL-P1300の負荷インピーダンスは10kΩ以上ですので
パワーアンプ・PIONEER M-90の入力インピーダンス、50kΩと合わせて
10kΩ以上になるように、2次側の抵抗を選ぶ事にします☆
計算上では13kΩの抵抗で、10kΩ以上になるので
13kΩか、15kΩの抵抗で行く事にします☆
試しに15kΩの抵抗を付けてみましたが、僅かに音が丸くなってくれました☆
さらに、CDPの可変出力にライントランスを付けると
出力される電圧が小さい為か、音が太めに聴こえる気がします☆
2005/06/14
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