SONY MDS-503

JUNKで手に入れた「SONY MDS-503」です☆
「ディスク認識せず」でしたが、ホントに全く認識不可能な状態でした★

レンズの清掃(ディスク挿入口から綿棒で磨きました)と、ゴムベルトの交換で
完全に正常動作になりました☆
外装も綺麗で、マニュアル・リモコン付きでした☆、ラッキー☆

このMDS-503には、タイムマシン録音という面白い機能もあって
録音待機状態なら、6秒前の過去にさかのぼって録音できるという機能です☆
あまり使うときは無いと思いますが、面白いです☆


サンプリング・レート・コンバータが入っています☆(上の写真は32kHz入力時)
デジタル入力端子は光・同軸で、32kHz・44.1kHz・48kHzです、デジタル出力は光端子のみ
入力されたデジタル信号は、全て44.1kHzに変換され、出力されます
このMDS-503、普通のデジタル信号は全て録音出来ます☆(SCMSという足枷はありますが)


フロントパネルのディスプレイの曇りを取る為にフロントパネルを外します
この基板を外さないと、FL管の曇りを取る事が出来ません★
まぁ取るだけですから簡単です☆
中身はスカスカですね★


メカはこんな感じです、レンズは全く見えませんので
磨く事が出来ませんが、ディスクの挿入口から磨けます☆

しかし、レンズのちょうど上のあたりのフレームに穴があるので
たぶんメカを騙してローディング状態にすれば、レンズを見ながら磨く事が可能になるかな??


ゴムベルトが1本見えます、固くなってましたので
同じ大きさの新しいゴムベルトに交換しました☆

MDS-503 テストモード
MDS-503にはテストモードへの入り方がネットの検索ですぐ判ります☆(英語ですが)
テストモードを試す時は必ず自己責任でやって下さい!!
間違うと修復不能になる可能性があります!!
実際の調整にはオシロスコープと配線が必要です!!


Temperature compensation offset adjustment
ピックアップが設定した温度を超えると、自動停止する温度を設定するモード
変更すると危険なモードです


Laser power adjustment
レーザーパワーの調整設定モード
変更すると危険なモードです


Traverse adjustment
翻訳できませんでした★、何でしょう?
たぶん変更すると危険なモードです


Focus bias adjustment
ピックアップのフォーカス調整です
変更すると危険なモードです


Focus bias check
エラー率を測定します、フォーカス調整と合わせて使います
C1エラー率と共に、フォーカスの調整数値が判ります


Continuous play mode
ディスクのC1エラー率を測定します


Continuous record mode
上のエラー率を測定する為のディスクを作るモードです


Non-volatile memory mode
何でしょ?、テストモードのシステムを書き換えるモードですかね?
たぶん変更すると非常に危険なモードですが、使いません★

テストモードでC1エラー率をチェックしよう☆

エラー率測定の為のディスクを、CRECモードで作っているところです☆
使用ディスクはSONYの74分・ESディスク・MDW74Mです☆
中心部・中間部・外周部、それぞれ40クラスタ・300クラスタ・700クラスタで書き込みます
5分以上書き込んじゃイケナイみたいです…


中心部のC1エラー率です、50以下ならOKです☆、ギリギリセーフです
ADはアドレスエラー率です、00ならOKみたいです☆


中間部のC1エラー率です、200以下ならOK☆
ピックアップが移動した直後は非常に多いエラー率が出ますが
すぐに落ち付きます☆


外周部のC1エラー率です、200以下でOK☆

MDは基本的に中心部のエラーが高いみたいです
この機体では、特定のディスクが全く読むことが出来ないという現象が発生してました★
持っている特定のこのディスクは全滅でした★
MDS-102ではちゃんと読めたりするんですがね〜★、なんなんでしょうか??


取りあえず、簡単なメンテで完動品になりました☆
ATRAC3.5のバージョン搭載機です☆(MDS-102はATRAC1でした)
ATRAC1では高域15kHz以上がカットされます★
ATRAC3.5以上のバージョンだと、音色的にも満足出来るそうです☆

MDS-503はテストモードで、エラー率の測定も出来て
イロイロ遊べて面白いです☆
良い機体を手に入れました☆

2002/12/25


中心部のC1エラー率が多かったので
もう一度ピックアップレンズを清掃しました
再度CRECでディスクを作って、CPLAYでC1エラー率をチェックしました
(使用ディスクはSONYの74分・ESディスク・MDW74Mです)

中心部のC1エラー率は一桁に改善されました☆
最大でも11でした☆

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