PIONEER M-90

長い間、手に入れるチャンスを狙ってました☆
「PIONEER M-90」です☆
セパレート・パワーアンプ☆
1986年製☆

この通りとても綺麗な機体で、しかも「電源入らず」の為、格安っ!!
普通、この機種がJUNKで並んでいても、傷だらけだったり
フロントパネルの蓋が欠損していたりで、美品は今まで1度も見たこと無かったのですが
コレを手に入れられたのはラッキーだったと言うしかありません☆
電源入らないけど…ね…★


背面の端子も完全です☆
これだけ破損が少ないM-90も珍しいのでは?
2001年に1度メンテを受けているみたいです☆
(1年とだけ書いてあるから、2001年だと思うけど、まさか平成1年じゃないよね?)


錆も無く、綺麗な背面パネル☆
背面のスイッチはスピーカーのインピーダンス切り替えで
4Ωポジションと8Ωポジションがあって
8Ωのポジションだと4Ωポジションの1.8倍のパワーに増強されるらしい☆
そのぶん発熱も強力になります★


この通りツヤツヤで、ローズウッドのサイドパネルもキラキラです☆
小さな傷はありますが、フロントパネルのピアノの様な、漆の様な仕上げが素晴らしいです☆
入力が3系統あり、そのうち2系統でアッテネーターが効きます
フロントの蓋の中にはヘッドフォン端子もありますので
ちょっとしたプリアンプの役割も果たすパワーアンプです☆
CDしか聞かない場合はコレだけでいいんじゃないでしょうか?

実効出力(両ch駆動) 200W+200W(20〜20kHz,8Ω)
ダイナミックパワー(EIAテスト信号) 300W(8Ω)
550W(4Ω)
800W(2Ω)
高調波歪率(20〜20kHz,8Ω) 0.003%
混変調歪率(50Hz:7kHz=4:1,8Ω) 0.002%
ダンピングファクター 70/40(1kHz)
入力端子(感度/インピーダンス) CONTROL AMP=1V/50kΩ(固定)
CD DIRECT,LINE DIRECT=1V/50kΩ(可変)
出力 スピーカー=A,B(4〜16Ω),A+B(8〜32Ω),OFF
ヘッドフォン=Low impedance
周波数特性(CD) 20〜20kHz +0dB,-0.1dB
S/N比 125dB(IHF,A-network)
電源電圧 100V 50/60Hz
消費電力(電気用品取締法) 410W
外形寸法(W×H×D) 457×155×430mm
重量 20.9kg

2004/12/05


内部は左右対称の作りで
モノアンプが2台入ってる感じですが
全く同じ基板という訳では無い様子です☆

巨大な4本のコンデンサが手前にあります☆


底から見ると、こんな感じ☆
アッテネーターはフロントからロッドを伸ばして
入力端子から最短距離で繋がるようになっています☆


右チャンネルのメイン基板☆
このアンプ、普通のアンプならあるはずの
調整用の可変抵抗が1つもありません☆
その辺の調整機構は、真ん中に見えるICが全部やっているのだと思います☆

このM-90には「ノンスイッチング回路タイプII」が搭載されていて
バイアス回路からスイッチング歪やクロスオーバー歪が追放され
温度変化によるエラーが出ないように、差動アンプを使って強力なサーボを掛けた
モノシリックIC回路で、アイドル調整が完全に無調整化されています☆
通常の倍の厚さの70um銅箔基板、OFC線材、黄銅キャップ抵抗、オーディオ用ヒューズとリレー
従来の3倍も高速な(30ns)ファースト・リカバリー・ダイオードを使用し
結線はラッピングと圧着を多用、信号ラインとアースラインは
基板のパターンも含めてLRの長さを揃え
電源の+と−ラインの長さも揃えている☆
(MJ無線と実験・1986年9月号より)


コンデンサが熱で被服が縮んでます★

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