SONY CDP-C5M

SONY CDP-C5Mです☆
5連装ルーレット式のマルチCDプレイヤーという変り種です☆
ずっと昔、当時のカタログで見た限りで、現物を見るのは初めてでした☆
程度も非常に良く、まるで新品みたいでした☆
幅が35.5cmと、ちょっと中途半端な大きさです★
故障の状態は、トレイが全く出てこなくて、再生も不可能というものです★
まぁ、だいたいの修理の予想は付いていたので、確保しました☆

50連装のCDPは持っているんですが、それはマガジンラック式のCDPで
当時の他の連装CDPも、ほとんどマガジンラック式でした(パイオニアが力を入れてました)
当時はトレイ・ルーレット式で5連装というのは他には無かったのではないかと思います☆

同じルーレット式のプレイヤーらいしい型番としては
CDP-315M・CDP-325M・CDP-C325P
CDP-C445
CDP-C5M・CDP-C50M・CDP-C500M
CDP-C535・CDP-C715
CDP-CE505・CDP-CE515・CDP-CE535・CDP-CE575
が、あるみたいです☆(意外と多いやんか★)

CDP-CE515は再生しながらディスクの入れ替えが可能だそうです☆
最近のCDP-CE575は、さらにファイナライズされたCD-R/RWの再生までサポートされています☆
末尾にMが付いていない機種の幅は43cmなので、ちょっと大きいんですが…


内部はまるでLDプレイヤーの様です☆
見ての通り、横幅よりも奥行きの方が長いです★
さらに内部を見るためにはトレイを引き出さなければなりませんが
その為には裏の蓋を開いて、中の大きなギアを何度か左右に回転させると
ピックアップが下がって、出て来る様になります☆


基板を開くとこうなります☆
ご覧のように、トレイは半分くらいしか開きません
トレイの上に、さらに回転するルーレット・トレイがあって
それを回転させる事で、CDの入れ替えを行います☆
珍しいでしょ??
実際の動作はこちらの動画でどうぞ☆
ルーレット・トレイの回転は、トレイを引き出すモーターとは別に
直接トレイに内蔵されているモーターでルーレット・トレイを回転させます


トレイの開閉と、ピックアップの上下移動に動力を伝えているのは
奥にあるゴムベルトです☆
コレが伸び切って、モーターからの動力をプーリーに伝える事が出来なくなっていました★
予想では、コレの交換だけで動き出すと判断しました☆


同じ大きさの新品ゴムベルトと交換☆
グリスの固着等も心配しましたが、保存状態が非常に良かったので問題無いみたいです☆
本当に綺麗な状態でした☆

このゴムベルトが伸びてしまうと
電源投入時にルーレット・トレイが自動的に回って、CDがあるかないか調べるんですが
ピックアップが上がったままになってしまう為、CDのチェックが出来なくなり
完全に全ての動作が不可能になってしまいます★


ピックアップはギア駆動でした
ピックアップとスピンドルモーターがのったシャーシ全体がせり上がって来て、CDをチャッキングします
振動対策はあまりされていなくて、ちょっと振動には弱いところがあります★
ちょっと揺らすだけで音声にプチプチノイズが入りますし
軽く叩いただけで完全に音が途切れます★
再生中断まではいきませんが…

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