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これが切り替え部分の基板です☆
TA-F333ESLはモータードライブによって入力セレクタを切り替えています☆
リモコンに対応する為です☆(ボリュームのモータードライブより、使用頻度は少ないですが)


基板を取り出すとこんな感じ☆
モーター・ギアボックス・接点スイッチの箱があります


接点はかなり黒くなっていました★
これは接点グリスで汚れを落とした状態です☆
音声LRで2つの接点を独立して持っていますので、この奥にも接点があります
これはL側☆(だったと思う)


で、分解して奥の接点も清掃します☆
一番奥に並んでいる、小さ目の端子は、モードスイッチの端子です


この通り、分解して、接点を清掃後、接点グリスを塗ります☆
部分的に焼けてしまっている場所もありますが、接点グリスだけで綺麗に落とせます☆
センターのシャフトの位置を動かさない様に注意です
端子の位置も覚えておきましょう、1箇所だけ違う端子があります

ちなみに、この部品の接点の位置を出すために、モードスイッチがギアの入っている部分にあります
どうしてもセレクタで動きがおかしい場合は、モードスイッチの交換が必要になるでしょう
このアンプは今の所、接点の清掃だけでOKの様です☆

シャフトを動かしてしまった場合は、確率2分の1で、CDの音声がTAPE3で出ます★
他は音が出なくなります★
シャフトに繋がっているモードスイッチが180度ズレて
端子の無い部分に合ってしまっているのが原因です★
その時は、再び分解してシャフトだけを180度回転させて組み直しになります★
分解する時にマジック等で印を付けておくのが良いと思います

接点の位置は2つとも、同じ回転方向を向いている様にして組み立てます☆

このメンテの結果、1秒以内に切り替わる様になりました☆
一番離れた接点間でも2秒以内です☆、メンテ前は5秒待っても音は出ませんでしたから
改善された様です☆

この部分は、少しは音色にも影響あると思いますし
回転部分なので、定期的なメンテも必要になると思います
5年毎という感じでしょうか?

2002/06/30

以前から思っていた、MOS-FETのヒートシンク密着部分のシリコングリスの塗り直しをしました☆
このアンプは、裏側にも蓋があるので簡単にこの作業が出来ます☆


これが手を入れる前の片chの写真
ハンダ付けもちょっと荒く、端子の足が基板からかなり浮いています★
シリコングリスも触ってみると、乾燥してバサバサでした★


こっちがシリコングリスを塗り直して、ハンダ付けをやり直した片chの写真☆
端子も出来る限り基板に広い面積で接触する様に調節しました☆
シリコングリスはパソコンのCPUに使うシリコングリスです☆

この処置で、何か音質が変わるのか?、と聞かれたら、「変わらない、気分だけ☆」と、答えます
実際何も変わらないと思いますし、シリコンを塗り直したトランジスタの寿命が延びるだけでしょう☆
でもそれでいいんです☆、やりたかっただけですから☆(笑)

しかし、このアンプは合計14個ものトランジスタを1個のヒートシンクに載せているので
発熱が凄いはずです★、30分もすると天板にずっと触れなくなるくらい熱くなります★
今の所、メインアンプの座は「DENON PMA-1090G」に譲っていますが
また再び活躍する日の為に手を入れておくのは、決して悪い事ではありません☆

この作業の後、一度「DENON PMA-1090G」と入れ替えてみましたが
低音の押し出すパワー感はあるんですが、やはり音場感が少なく感じます★
テラークの「サンサーンス交響曲3番」等を聴くと、もともとホールエコーが強烈な録音なので
「TA-F333ESL」ではダンゴになった様に、音場感が広がりません★
「DENON PMA-1090G」なら、ちゃんと音場が広がるんですがね〜★
かなり残念です★

2002/07/25

適当に基板を眺めていたら、BIASらしき可変抵抗部分に
「F333 30mV・F555 40mV」と書いてあったので、調整する事にしました☆
電源を入れて1時間位待ってから、調整開始です☆

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