前ページ


鍵盤も1本ずつ綺麗に清掃していきます☆
ここで手を抜くと、埃の臭いが取れません★
特にゴムの部分と接触する場所の古いグリスは完全に落とします☆


鍵盤には内部に錘が仕込んであります☆
独特の鍵盤の重さがこれで生み出されています☆


全て清掃完了した鍵盤☆
コンパウンドで磨いて、表面の艶を出しておきます☆

鍵盤の押し降ろす重さは約80gで
最近の電子ピアノだと約50〜70gだそうですので、少し重い感じですね☆


鍵盤固定用の透明プラ板を両面テープで固定します☆


鍵盤裏のスイッチを一つずつ磨き上げます☆
一つのスイッチに表裏2個の接点がありますので、両方とも磨きを入れます☆
動きもチェックして何かおかしかったら、そのつど調整します☆
簡単に曲がっちゃうので注意して作業します☆


スイッチを取り付ける前に鍵盤全体を立てて
スイッチを押すゴムハンマーの高さが揃ってるか確認・調整します☆

次にスイッチを取り付けて
鍵盤のハンマーとスイッチの接触具合を良く見ます☆
たまにスイッチの下側にほとんど接触してない場合もあります(音が出なくなる)ので注意です★


ハンマーとスイッチ接点とは数ミリほど隙間を開けます☆
この数ミリが肝心です☆


鍵盤の降ろす長さは1cmほどですが
同じキーを連打する時、完全にはキーを戻さずに途中から押して連打するので
上のスイッチから離れる瞬間に、キーが5mmほど押されている状態に調整します☆
なかなか微妙で難しいんですが、思い通りに弾けるかどうかがここで決まってきます☆

ここの調整次第で弾き心地がかなり変わってきます
降ろすスピードが同じでも、スイッチ動きが違うと、バラバラの強さに感知されて
音量や音の強さ・音色が変わってしまいます★
全てのスイッチが同じ動作になるように調整していきます☆
 (黒鍵と白鍵のスイッチの動きを完全に合わせるのは無理ですけどね★)

次ページ