フェーダーに被さっているカバーを外すと
コグドベルトを駆動するモーターのギアが現れました☆
コグドベルトを捻って使うんですね〜
大丈夫かなぁ???★
基板から外すとこうなります☆
基板から取り外す時、端子の足が折られていて
取り外ししにくいフェーダーがいくつかあるので
パターンを剥がさない様に、慌てずに慎重にゆっくりと
ハンダ吸い取り線でハンダを取り、コテを当てながら細いマイナスドライバーで
折られてる端子を少しずつ引き上げながら取り外します☆
焦らずやれば綺麗に取り外せます☆
基板が巨大なうえ、フェーダーが意外に重いので
ひっくり返す時に基板が割れそうになります★、注意です
一気に全部外さないで、6本ずつ外してメンテして、戻すを繰り返していくと良いと思います
そうすれば他の部品を傷つけずに済みます☆
ちなみにどのフェーダーも部品的には全く同じモノです☆
簡単に取れる部品を取っておきます
カバーを止めているツメを閉じると、この様に分解できます☆
抵抗印刷基板・カバー・端子・コグドベルトに分かれます☆
コグドベルトは端子の切りこみに嵌っているだけです
この裏の端子に驚くほどのホコリが付いていました★
フェーダーのメンテに必要な分解は、ここまでしなければいけません
なかなか難しいです★
端子の曲げ具合が最重要部分です☆
下の絵は1本しか書いてませんが、端子は2本あります
こんな感じでやると、私の場合は直りました☆
細いピンセットで慎重に調整します☆
場合によっては、全く動かないフェーダーとかも発生しますが
調整しなおすとちゃんと直ります☆
抵抗印刷基板を傷つけてしまうとオシマイなので、くれぐれもやり過ぎない様に!!
あとは抵抗印刷基板の表面をIPAで軽く清掃して
コグドベルトの裏側に薄くグリスを塗って
ギアの上のコグドベルトが擦れる部分にも薄くグリスを塗って組み立てるとOKです☆
端子はIPAで清掃するだけでグリスは塗ってはダメです!!
グリスを塗ると1日でホコリだらけになってしまいます!!(体験済み★)
内部を清掃して(埃がたくさん入っていました★)
古いグリスを全て取って、新しく最小限のグリスアップをして、元通り組み立てます☆
フェーダーの動きは全く別物の動きになります☆
とてもスムースに動く様になりました☆
しかし、このメンテを、あと18個やらなきゃいけないのかと思うと、気が遠くなります★
構造的に、フェーダーの中に埃が入ってしまうのはいただけません★
埃が入らないように、薄いフェルト等でカバーを作った方が良いですね☆
(しかし、最新型のデジタルミキサーでもカバーは付いて無い様子ですね★、どうして??)
私は基本的に一切接点復活剤を使いません★(使った事が無いです、というか持ってません★)
今回のメンテでも埃が沢山入っていて、こんな状態の場所に接点復活剤を噴くと
逆効果になってしまいますからね★
メンテが終了した1〜6番フェーダー☆
ガクガクする動きはモーターのギアに付いたゴミと
カバーの裏に付いた、古いグリスが原因でした★
接点には沢山の埃が入ってしまっていましたので
正常なフェーダーの位置を出せなくなっていたんでしょうね★
今回のメンテで、上手く動く様になったはずです☆
これで動かなかったら、フェーダーの交換が必要です★
2003/03/22
フェーダーの端子のゴミがどのくらいのモノかと言うと…
こんな感じです★(酷いモンです★)
全てのフェーダーを一応清掃してみました☆
実際は何回も分解したり、ダメなフェーダーを外して、他の部分と入れ換えて
フェーダーが悪いのかコントロール部分が悪いのかを割り出したりという作業をしています
メチャクチャ面倒です★