PIONEER M-25

PIONEERの「M-25」パワーアンプです☆
ずっと綺麗な個体のM-25を狙ってました☆
私はどうも、こういう変なデザインの機械が大好きなようです☆

AB級のステレオパワーアンプですね☆
1977年製☆

超低域から超高音まで、低歪みで大出力を狙ったアンプです☆
下は0.02Hzから上は125kHzまでフルパワー出力しても波形が乱れないという事だそうです☆
30年前のアンプなのに、SACD対応です☆(ヲイヲイ)

■回路方式
初段作動カレンントミラー負荷3段ダーリントン、パラレルプッシュプル純コンプリメンタリーOCL(AB級作動・DCアンプ構成)
■実効出力(両チャンネル駆動)
120W+120W(5Hz〜30kHz、T.H.D. 0.01%、8Ω)
120W+120W(5Hz〜80kHz、T.H.D. 0.05%、8Ω)
120W+120W(5Hz〜20kHz、T.H.D. 0.02%、8Ω)
■高調波歪率(5Hz〜30kHz、8Ω)
実効出力時 0.01%
60W出力時 0.01%
1W出力時 0.007%
■混変調歪率(50Hz:7kHz=4:1、8Ω)
実効出力時 0.006%
60W出力時 0.005%
1W出力時 0.005%
■出力帯域幅(IHF、両チャンネル駆動)
5Hz〜45kHz(歪率0.01%)
5Hz〜100kHz(歪率0.05%)
■周波数特性(1W出力時)
5Hz〜200kHz +0dB -1dB
■入力端子(感度/入力インピーダンス)
INPUT 1V/50kΩ
■出力端子
SPEAKER 4〜16Ω
■ダンピングファクター(20Hz〜20kHz、8Ω)
100
■S/N比(IHF、Aネットワーク、ショートサーキット)
120dB
■チャンネルセパレーション
1kHz 105dB
100kHz 70dB
■使用半導体
トランジスタ 55
ダイオード、他 53
■使用電圧
100V 50/60Hz
■消費電力(電気用品取締法)
280W
■最大消費電力
800W
■外形寸法
420(W)×153(H)×370(D)mm
■重量
22.5kg


超低域は左右独立の大容量トランスと大容量コンデンサによって確保し
超高域は新開発素子のRETで確保しています☆

M-22と全く同じ姿形ですが、細かい部分が違っています


入出力端子が金メッキ端子になっています☆
このスピーカー端子のプラスチックカバーは割れやすいので
今のうちにPPテープで強化しておきました☆


コンデンサの耐圧・容量などがM-22とは違います
M-22では、35V耐圧 33000uFでした☆

しかし、こんなに綺麗なコンデンサのM-25やM-22は珍しいですね☆
 (特にM-22でラックに入れて使ってると、コンデンサのスリーブが縮んで頭が出そうになってるのが多いです★)
M-22よりも微妙にコンデンサの高さがあるみたいで、ひっくり返す時に
ヒートシンクの下に本を入れてやらないと、全重量をコンデンサで保持する事になりますので
注意が必要です☆


トランスの出力も電圧が上がってます
M-22のは36Vと23Vでした


底板を外すとこんな感じです☆
 (壊れてるのが判ってるので、届いてから一度も電源を入れずに分解してます)
電源用のパワーリレー基板が焼けてます★
というか、リレーのケースに穴が空いて溶けてます★(笑)
リレー横のセメント抵抗が異常発熱してリレーのケースを溶かしてるようで
リレー自体の異常では無い様子です

大電流ラインには通常の太線よりもさらに太い
14番線(2.03φヨリ線)を使って、抵抗を1/4にしています☆
基板パターンの銅箔も通常の厚さの2倍、70umとなっています☆
さらにパワートランジスターのコレクターを幅12mm厚さ1.2mmの純銅板で接続し
低インピーダンス化をはかっています☆


基板の端子にも金メッキが施されていて
M-22の時の様に真っ黒にはなったりしません☆

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