OLYMPUS PEN-D

9月25日
今日は梅田へ出て、ラジコンのバッテリーを買いました☆
タミヤのレーシングパック1600SPを2本☆
これで数分しか走らないラジコンとはオサラバです☆ww


ついでに寄った八百富で、念願の四角ボタンのペンDのジャンクと遭遇☆w


永久に巻き上げ可能な状態だったので、フニャララをフニャフニャして
永久巻上げ地獄から解放してやりました☆


シャッター羽根はどうみても動きがオイルで遅くなってるのですが
まぁ、外観もそこそこで念願のPEN-Dなのでw
問題無しとしましょう☆ww


10月2日
家で弄ってるうちに調子が悪くなってしまったオリンパス PEN-Dを分解☆
再び永久巻き上げ地獄に突入していました★


とりあえずレンズを外して曇りを清掃☆
絞りを開いてシャッターをバルブで開けて、奥のレンズも清掃しました☆
これで逆光に少しは強くなってくれれば良いのですが・・・
銀色の板には39・2と書いてあります☆、昭和39年製なら私と同い年です☆ww

化粧板やレンズを取り外す専用工具は、そのままでは工具の凸の厚さが合わないので使えませんが
ヤスリで少し削れば使えるようになります☆
こういう特殊な工具は削って自分で調整して使うのが基本です☆


次は肝心な動作をチェック、フィルム巻上げギヤーを巻いてもシャッターが勝手に開いてしまい
永久巻上げ状態に戻ってしまったので、前回と同じ対処をしたのですが、直らずに
更なる深みへww


巻き上げギヤーを外して周辺の清掃とグリスアップ☆
(バネ関係やアームの長さ調整などやってみましたが、根本的な解決にはなりませんでした★)


そしてシャッター本体へとww
このPEN-Dはシャッターダイヤルの先のフィルターねじ込み部分が微妙に曲がっていて
化粧板を取り外すのにとても苦労しました★、一番難しかったのがそこだったりww
(本当に苦労したw、冗談じゃないよまったくーww)


各部に針先でベアリング用オイルを一滴落とし、その直後に綿棒で吸い取る事数回☆
外したシャッターダイヤルの円盤と銀色のカバーがグリス切れ状態なので
清掃して新しいセラミックグリスを薄く塗る☆
組み立てると物凄く動きが良くなって、これだけで快調になりました☆
永久巻上げの呪いもこれで同時に解消☆ww


ピントチェックは薄いレンズクリーニング紙をフィルム代わりにしてチェック☆
無限遠からボケるのもチェック☆
PEN EEみたいにシャッターに透明の板を挟む必要が無いから楽です☆


簡単な清掃でシャッターの動きが良くなって良かったです☆
動きが良くなったシャッターの開閉は、以前なら1/500秒でも奥の絞りが見えていたものが
今では1/125秒でもう絞りは見えなくなり、1/500秒なんかピクっと動いただけにしか見えないくらいですww
裏蓋を開いて1/500秒でライトを見てみると、ちゃんと絞りの形に光が見えますので、全開になってるのが判りました☆

シャッターの分解とかまだ決心が付かないので無理っすよww
絞りリングの動きが渋いので、いつかは絞りも分解しなきゃとは思っていますが・・・


10月5日
絞りリングの動きが硬いので、いくつかの方法を使って分解せずに絞りリングの動きを良くする方法を試してみました☆
その方法はあまりに危険なためw、ここには書きませんがww

動きを良くしてから仕上げにリング周辺の清掃を☆

シャッターリングと絞りリングを分離☆
右下のはシャッターの動きを決めるリングです☆
シャッターリングに銅板で止められているネジがありますが、それは取り外さないようにw


この個体はシャッター機構自体は綺麗でしたので、ほんのちょっとの注油と清掃で上手く動いてくれています☆
絞りを動かす機構はシャッターの奥にあるために、ここからは手を付けられませんが
よ〜く見ると、アソコとかココとかに絞りを動かす部分に繋がる物が見えてますので注油は可能です☆
(1箇所は見えてますが、2箇所目はここからは見えませんけど、すぐ見える場所にありますw、しかも何も分解せずにww)

絞りリングの動きが硬い原因にヘリコイドのレバーが絞りリングに当たって止めてしまうというのもありますので
そこのところも注意ですねw
距離を∞から3mにするだけで軽く動くとかありますんで☆ww

・・・と思ったら、注意深く見ると、この個体のレンズユニットは微妙に斜めに取り付けされていました★w
フィルター取り付け部分の歪みと同じ方向に向けてのレンズユニットの斜め具合★
落ちた衝撃でこうなってしまったのでしょうか?
まぁ、実際の動作にはあまり関係が無いので、このまま行きますがww

注油のし過ぎには要注意!★、ほんの半滴で十分です☆w


10月6日
ヘリコイドが斜めなのが気に入らず、分解する事にww


とりあえず上側のスプリング類を撤去☆


ボディの化粧革を針先で少しずつ剥がして分離☆


ご覧の通り、ヘリコイドが斜めっているのでレンズ全体が傾いています★


後玉を外してヘリコイドを止めてるリングを外そうとするのですが硬い★
ウォータープライヤまで出して、やっと外れました☆
後玉は全体にやっぱりモヤってました★、逆光は辛そうです★


分離成功☆
絞りを駆動するリングには古いオイルが劣化して付着していました★
ヘリコイドとの位置決めビスが1つしかないww


リングを外してみると自分が注したオイルがww
放置してたら絞り羽根まで逝っていたでしょうね★


綺麗に清掃して、リングには適度のグリスを塗って組み立て☆
羽根の動きには問題無かったので、次の楽しみとして残しておきます☆

(この部分の土台から斜めになっているので、どうやらこの斜めは必要な物のような気がしてきました☆)
(ボディを被写体に対して平行に向けると、ファインダー像は左に少し角度がズレます)
(ボディ内部に巻き上げギアと巻き上げスプールの2軸を内蔵する為に、巻き上げ側の厚みが大きくなっています)
(この分微妙に光軸全体が少しボディに対して斜めになっているのかもしれません)


ヘリコイドの動きを見てるうちに、うっかり分解してしまいました★www
元通りに組み立て出来なくなりましたwww
仕方ないので、適当に組み立てて、本体に取り付けてピントのチェックをしながら調整する事に★ww


こんな感じでピントのチェックをしながら、分解と組み立てを繰り返します☆
フィルムの代わりに100円ショップで売ってるラミネートフィルムを切って使いました☆
ルーペの方にフィルムを付けて見た方が便利でした☆
(ただ、この方法だとフィルムのレールの高さが外側の僅かに高いほうにルーペが乗ってしまう為に、微妙にピントがズレてしまってました★)

3mの部分にクリック位置があるので、3mを基準にピントを出していきました☆(室内でピント調整が可能ですし☆)
3m先のモニター画面をバルブシャッターで覗いて、少しずつヘリコイドを回して
回した位置で合うのなら、3mのクリック位置からどのくらいズレているのかが判りやすいです☆
ヘリコイドのイモネジを緩めて、レバーリングを合わせて完成です☆(意外と簡単☆)
3mで合えば、無限遠も合いますね☆

実際のところ、距離を3mに合わせてF8まで絞れば1.59m〜∞までピントが来るみたいですしw
絞ってパンフォーカス的に使うのなら3mでF8からと覚えておけば良いでしょう☆
開放のF1.9だと被写界深度がかなり薄くなって、目測ではかなり辛くなります★
なんせ開放1.2mにあわせた時の被写界深度が1.11〜1.30mですからww
たったの19cmしかないのに目測でって・・・www
開放で0.8mだと0.76〜0.84mで、被写界深度は8cmですよwww、開放は激ムズのカメラです★


ピントチェックも終わったPEN-D☆
あとは組み立てるだけなんですが、突然また無限巻上げの呪いに掛かったようです★
レンズを外したために微妙な位置の変化で、何かがズレたのでしょう★
例の長さを調節するアームの調整と、シャッターの銀色のカバーを止めるリングの締め込み具合で調整して
やっとこ調子良く動くようになりました☆


結局、ヘリコイドの斜め具合は直らずww(元から斜めだったのかよww)
絞りリングは動きが軽くなり☆、巻き上げも軽く滑らかになって☆、シャッターリングも軽く決まって☆
ファインダーも清掃して見え方が綺麗になって☆(ブライトフレームを磨いて消さないように注意が必要☆)
かなーり満足のいくPEN-Dになってきました☆☆☆
さて、あとはいつ撮影に行けるかですね〜☆w


10月9日
曇りですが、修理したPEN-Dを持って梅田へ☆


無限遠ではちゃんと窓まで解像してくれました☆


シャッター速度も正常になったのか、ちゃんと落ち着いた色を出してくれました☆


F8まで絞って使うとこの通り☆


やはり逆光は辛い★


近距離の80cmでは腕を伸ばして測るよりも奥にピントが合ってしまいます★
自分の目測がかなり短い感じでした★


スカイビルのこの銀の柱の意味が判らなかったのですが
ここから滝みたいに水を噴出すんですね〜☆


大阪駅の時空の広場では風車と・・・


お花畑が☆
修理したおかげで発色が良くなっています☆


でもピントはちょっと奥です★w


難しいな目測ww


F1.9で真ん中のオレンジ色にピントを合わせたかったのにww


小鳥にピントを合わせたかったのにwww


真ん中の・・・ww


いいんだもうw、遠くを撮っちゃうもんねっ!!w


ピンボケにしちゃうもんねっ!!ww


スローシャッターにしちゃうもんねっ!!☆


まぁ、50年前のカメラでこれだけ撮影できれば十分じゃないでしょうか☆


この自転車はもっと緑色だったはずですw

PEN-Dの露出計の数値そのままで今日は撮影してみましたが
そこそこ良い結果に☆
あとは目測をもっと上手く出来るようになるだけですね〜w
メジャーでも持つしかないかな?

結局、この後もう一度分解してピント調整をし直して組み立てました☆ww


コリメーター方式で無限遠をチェック☆
マニュアルで無限遠にセットした望遠レンズとカメラでチェック可能です☆
まさかこんな事にEOS-1Ds Mark IIIを使う事になろうとはwww
(別にEOS-1でなくても、一眼レフと望遠レンズなら何でも良いのですがww)


こんな感じでPEN-Dのフィルム面に貼り付けたラミネートフィルムに書いた線がハッキリ見えたら完了!☆
超簡単です☆www
(貼ったフィルムを何かでレールに圧着させるのがコツです☆)

フィルムに線を書く時は油性サインペンよりもボールペンの方が良いかもしれません☆
ボールペンだと独特の細かい楔状の模様が出来て、より確認しやすくなります☆
上の写真は油性サインペンですがw


10月11日
もう一度ピントチェック☆


今回はフィルム面の平滑を出すために、半透明のフィルムケースを利用しました☆


底が平らなフィルムケースでフィルムをレールに圧着します☆


ボールペンだと独特の模様が出来るので、さらに判りやすく☆

PEN-Dに限らず、フィルムカメラはレールの外側と内側に段差があって
その差の隙間をフィルムが送られていくために、完全なピント合わせは無理なような気がしてきました★w
フィルム自体も微妙に曲がったり反ったりしてますからねぇ・・・
適当なところで納得するしかないかもしれません☆


10月14日
調整したPEN-Dを持って梅田へ☆


まずは無限遠で撮影☆


近寄って排気塔を☆


時計塔までの距離の目測を誤ってしまって、ビルの方にピントがww


これはだいたい思った所にピンが来てるけど・・・


こっちは手前にピンが来てるww


やっぱり今度は手前だ〜ww、開放で撮るとピンが薄いなぁw


こっちは思ったとおりの場所にピンが来てる☆


これも思ったとおり☆、イケるっ!!☆


絞ってマルビル☆


開きぎみでマルビルの足元の花壇☆
ちゃんと背景がボケてる☆

この後、大阪駅前ビルで衝撃的な出会いが☆ww


大阪駅ビル街の地下街から☆