走行中に、タコメーター内のエンジン警告灯が点灯したので
急遽道端に停止して、エンジン停止★
その後メインスイッチを入れなおすと、「エラー18」の表示が…
初めて見ました!、「エラー18」!!★
エラー18はEXUPサーボモーターが動かない異常ですので、走行は可能です☆
とりあえず走る事には問題無いので、家まで走って帰ります☆
急いでEXUPのカバーを開いて見てみました★
見える状態で、テストコマンドを使ってEXUPを動かしてみますが…、動きません!!★
ワイヤーを外してみたところ、EXUPバルブ自体はちゃんと軽く手で動きます☆
となると、ワイヤーかサーボモーターの異常となりますので、外したままでテストコマンドを使って動かしてみたところ
サーボモーターとワイヤーは正常に動きました☆
どうやら、以前ワイヤーの弛みを調整した時に、少し張り過ぎて、動きが渋くなっていたみたいです★
とりあえずサーボモーターも外して、ワイヤー内部にゆるめのシリコーングリスを塗って、動きを良くしておきました☆
ワイヤーの調整はテストモードでEXUPを動かして、全開状態で調整します☆
全開状態で上の開き側のワイヤーは少しゆるめに☆(EXUPバルブのスプリングで勝手に全開状態になります)
下の閉じ側のワイヤーを張った状態から2回転戻しにしておきました☆
少しゆるめの調整で…、張り過ぎでエラーが出るよりはマシです☆
とりあえずこれで、突然のエラー18表示発生は修理(?)が完了しました☆(全然直ってないんだけどね★)
2009/11/21
■失敗編(この処置はやっちゃ駄目です★)
直ったと思ったのに、また「エラー18」が発生しました★
どうやらワイヤーの滑りが悪いのではなく、EXUPバルブ自体の回転が悪いみたいです★
バルブを閉じる事が出来ないみたいです★
手で回す分には問題なく軽く動くのですが、試しにワイヤーだけバルブに取り付けて
ワイヤーを引いてEXUPを動かしてみると、閉じ側ワイヤーを引く時に物凄く重くて
全力で引かないとバルブが閉じないほどです★
これはもうEXUPバルブの回転軸部分にグリスを塗って動きを良くするしかないみたいです!☆(やっちゃ駄目です★)
そこでさっそく分解☆、一番上のナットを外すだけで分解できます☆
分解☆、あれ?肝心のバルブは??
残念ながらバルブはこれ以上分解不可能です★
内部でバルブとネジが溶接されています★、その為に分解不可能ですが…
バルブの下に穴があって、ここからグリスを入れる事が出来ます☆
一旦パーツクリーナーで内部を洗浄してから、チェーンルブを内部に吹き付けます☆
上のバルブの軸の周りにもルブを吹き付けて動きを良くします☆
これだけだと温度的にすぐ流れてしまいそうなので、穴から熱に強いシリコーングリスを入れて
内部で混ぜ合わせておきます☆、バルブの軸の上の方もシリコーングリスで軸の周りを潤滑しておきます☆
(本当はマフラー外して、内部から直接軸受け部分にグリス塗った方が確実です☆)
グリスアップ後はワイヤーで引っ張っても軽く動かせる抵抗の少ないバルブになりました☆
これで「エラー18」はもう出ないでしょう☆
テストモードでワイヤーの調整をして完了です☆
この後、グリスが焼き付いて、結局動きが悪くなりました★
しつこくパーツクリーナーで清掃する結果に…★、この部分にグリスは塗ってはいけません★
2009/11/28
次の日にも、早々に「エラー18」が出た為に
最後の手段、スプリングのテンション抜きを行いました☆
単純にEXUPバルブのスプリングが引っ掛かってる所、2箇所を外して
閉じる方向へのテンションを無くす処置です☆
スプリング自体はそのまま残すので、バルブの上下方向へのガタ付きも出ません☆
単純に引っ掛かってる所を外して、軽く回転出来る様にしただけです☆
この処置で、バルブの回転には全く問題がなくなり、エラー18も出なくなりました☆
完全に直った様子です☆(まだ直ってないけどね★)
ただ、EXUPワイヤーの調整をちゃんとやっておかないと駄目なんですが
一度やっておけば、もうスプリングのテンションは掛かってないので、ワイヤーも伸びる事は無い為
最初からメーカーもこれでやっておけば良かったんじゃ…?、とか思っちゃいました☆
2009/11/29
■超最終手段☆・EXUPサーボモーターのメンテ☆
時々思い出したようにエラー18が発生しては消える為に、ついに超最後の手段です★
EXUPサーボモーターを分解します!☆、よーし、もうやっちゃうぞ〜☆
都合良く蓋が開けられるようにプラスネジになってます☆(これはオーナーがメンテしろと言う事でしょうね☆)
まずはプーリーを外さないといけませんので、ウォーターレンチと六角レンチで
プーリーを外します☆
プーリーを外しました☆
ケースの蓋を開くとこんな感じです☆
うぉっ!?、思ったよりも小さいモーターで駆動してるんだーっ!!☆
裏側にブラシが繋がっている端子が少し見えるのですが、発熱があったのか、変色していました★
モーターはマブチのFC-280PC/SCでしょうか???
一番下のギアが真っ黒になってます★
プーリーを回している一番大きなギアの軸受けが、かなり固着してました★
ここと、下の長いギアを重点的に清掃してグリスアップしていきます☆
EXUPの回転範囲は、このロータリーエンコーダで検出して制御します☆
色を見る限り焼き付いてはいないようです☆
全てのギアを綺麗に清掃したあと、シリコーングリスでグリスアップしました☆
(樹脂のギアが多い為に、金属用グリスは使用禁止です★)
蓋の軸受けの清掃とグリスアップ、ダストシールのグリスアップも忘れずにやっておきます☆
少し柔らかいデイトナの透明なシリコーングリスを使いました☆(白いのよりも柔らかいです☆)
正しく組み立てて、蓋をする前にケースのダストシールにも薄くシリコーングリスを塗っておきます☆
プーリーも組み付けて完成☆、車体に組み付けます☆
組み付け後、テストモードで動作させてみると、今までは「ジジジ…ッ」とか鳴って迷っていた動きが完全に無くなって
「ジーッ!」と、一発で動きが決まります☆
EXUPバルブのスプリングも元通りにしてテンションを掛けても、何の問題も無く動くようになりました!☆
最終的にスプリングとスプリングガイドは撤去して、多少ガタは残りますが、プーリーのみ取り付けて完成としました☆
結局、サーボモーター自体の内部の固着が原因だったみたいですね★
これでやっと安心して走れる気がします☆
2009/12/10
EXUPの修理に数週間掛けた甲斐があって、やっと完治した模様です☆
走ってみると、アクセル操作だけの加速・減速でスリッパークラッチが動作するくらいのエンジンブレーキが!
今までは低回転でEXUPバルブが完全に閉じる事が出来なかったので、スカスカな低回転でしたが
完治した今では、低回転からの加速にトルクが上乗せされています!☆(元に戻っただけなんですが…)
まだEXUPバルブが2mmほど上下にカタカタ動く為に、スプリングを入れてガタを無くす事にしました☆
最初はスラストベアリングを入れてみようかとも思いましたが(メチャクチャ動きが軽くなるんですけど)、入手が難しそうなのと
ベアリングを入れたらワイヤーのタイコが入らない事が判明したので、スプリングにしました☆(笑)
必要なのは安い電池ボックス☆、これのスプリングが丁度良い感じです☆
(タミヤ模型の電池ボックスは螺旋状のスプリングではなく、板バネ式なので今回は使えません★、電池ボックスとしての信用度は日本一ですけど☆)
先端に向けて細くなっているところが、ワイヤーのタイコが入る隙間を作ってくれるので、丁度良い☆
高さが6mmくらいになるようにカットします☆
カットした先がプーリーや座金に当たって抵抗にならないように、微妙に角度を曲げておきます☆
たぶん、走行したら数ヶ月で錆び付くと思いますが、その時はまた作って交換すれば良いでしょう☆
(今思えば、適当なステンレスの針金で作った方が良かったかも…)
後ろにある純正のスプリングは、テンション抜きの状態でも、圧縮するとかなりの回転抵抗になる為に撤去しました☆
スプリングをバルブの根元に乗せて、スプリングを噛み込まないようにプーリーとナットだけを取り付けます☆
これでバルブの軸がガタガタ動いて、走行中に取り付け部へ激突しないで済む様になると思います☆
丁度良く浮く為か、スプリング無しの時よりも軽くバルブも回転します☆
結局、マフラーを外して回転軸を清掃して、サーボのプーリー軸の研磨と、EXUPバルブのスプリング撤去+追加となりました☆
ほぼ無負荷で回転するまで細工してやっとの完治なので、おそらくサーボモーター自体が焼き付いているのではないかと思います★
モーターのみ交換できれば良いのですが、FC-280PC/SCは業務用のモーターなので、個人での単品の入手は不可能です★(数百個単位の発注になるそうで…)
今の状態で再びエラーが出たら、モーター内部の洗浄・慣らしをして、それでも駄目ならEXUPサーボユニットの交換でしょうね〜☆
2009/12/14
あれから一月以上経ちましたが、エラー18は一度も発生しておりません☆
完治したようです☆
2010/01/30