EXUPのワイヤーがかなり伸びてゆるんで来たので、EXUPの調整をします☆
この位ゆるんでます★、一応ゆるみは上下幅で1.5mmだそうですが明らかに超えてます★
■EXUPは超高回転エンジンの宿命であるバルブのオーバーラップによる
低回転域での排気ガスの燃焼室への吹き返しを防ぐ為、排気管の断面積を変化させて排圧を適度に調整し
低回転域でのトルクアップを図る正義の機構である!!(ちょっと早口で読むとそれらしい雰囲気が出る)☆
しかしR6のEXUPには調整の基準となる物がありません★、R1とかにはあるんですがねぇ…
しかもエンジン停止時にはEXUPバルブは閉じたままで、全開状態で調整するR6のEXUPでは
この状態では調整は全く出来ません★
実はR6には各種アクチュエーターの調整モードが装備されています☆
(あえてこのモードへの入り方は書きませんし、質問にも答えません★イタズラで入られると困るモードですし危険ですので★)
(本気でR6のメンテをしたい人はサービスマニュアル等を手に入れるだろうと思いますからね〜☆)
(普通はそんなに調整の必要は無いと思いますが、どうしても調整したい人は素直に販売店で調整してもらって下さい☆)
EXUPの調整モードは53番です☆
他にもイロイロな場所がチェック可能なんですが、普通に使うのはEXUPと電子スロットルの開度チェックだけでしょうね☆
調整モードに入ると、EXUPバルブを自由に動かせるようになります☆
これがワイヤーの全開状態☆、しかしEXUPバルブは全開になっていません★
最初に手前の黒いワイヤーのロックナットをゆるめて、ワイヤーにたるみを作る方へアジャストナットを回します☆
次に奥の銀色のアジャストナットを回して、バルブを全開状態にワイヤーで引きます☆
キチキチに引いた状態からアジャストナットを1回転戻して、少したるみを作ります☆
(あんまりワイヤーを張り過ぎるとバルブが回転しません★)
次に手前の黒いアジャストナットを回して、戻し側のたるみを取ります☆
こちらもワイヤーを引き切ったら、1回転戻してたるみを作ります☆
あとは秘密のスイッチを使って、動作確認を行います☆
EXUP動作確認の映像☆
数回確認して、ちゃんとバルブが全開になるかチェックして、ロックナットを締めて終了です☆
これでEXUPの調整は終了です☆
サーボモーターの方はこんな感じ、組み付ける時にワイヤーをクロスにネジってしまう配線になりやすいので注意★
真っ直ぐ2本が交わらないように配線します☆
ステップ裏のステーでもワイヤーが固定されています
ゴムカバーの中身はこんな感じ☆、意外と単純???
EXUPワイヤーのルーティングはクロスになりやすいので注意です★
上の写真では失敗してますので、取り外して、サーボユニットを一回転して取り付けねばなりません!★
このEXUPワイヤーのルーティングが正解☆
2008/06/23