3000キロ走った事ですので、ブレーキキャリパーを綺麗にしてみます☆
まずは簡単な右側から☆
R6はラジアルブレーキキャリパーなのでカッコイイ!!☆
パッドとパッドスプリングを止めてるパッドピンを取り外すには
ベータピンを2本抜かねばなりません☆
このベータピンとパッドスプリング、パッドピン、パッドも汚れてるので
ブレーキクリーナーで綺麗に清掃しておきます☆
取り外したパッドは元に戻せるように、ピストンが当たらない位置に(私のやり方ですが)
「L」とか「L IN」とか「R」とか「R IN」とか、小型のマイナスドライバーの先で軽く刻んでおきます☆
キャリパーピストンはまだそんなに汚れてはいませんね☆
キャリパーを止めるボルトがこんなに長いです☆
外れました☆、一体成型のキャリパーで剛性が高そうです☆
3000キロ走行の汚れ☆
ピストンの厚みがかなりありますね、熱容量を高くするためでしょうか?
ピストンを押し出してみました☆、まだまだ新品なので先っちょに少しブレーキダストが付いてるだけです
この部分の清掃にブレーキパーツクリーナーは使いません★
万一のゴムの劣化を防ぐ為と、スプレーを使うと汚れを逆に押し込んでしまう事になる為です☆
単に拭き取るだけで綺麗に清掃できますからね☆
ピストンの見える部分を清掃して、薄くシリコーングリスを塗った後
キャリパーツールでピストンを回して、手の届かない裏側を見えるようにして清掃し、シリコーングリスを薄く塗ります☆
このキャリパー本体との見えない隙間に隠された汚れを放置すると駄目なんです★
必ずキャリパーツールでピストンを丁寧に回転させて清掃します☆
ピストンの揉み出しとか何度もやる人がいますが、あれは汚れをシールの奥へ押し込むだけですので逆効果になります★
何度も固いピストンを押し込んでは押し出して…、というのはシールが汚れを噛んでしまってる証拠です★
正しくはピストンを押し出して全周を清掃後、シリコーングリスを薄くピストン外周に塗って、静かに押し込みます☆
きちんと清掃されていれば、簡単に指で押し込めます☆
4個のピストンが同時に出るまで揉むとか良く見ますが
そもそも、径の違うピストンが同時に出てくる事なんてありえません、パスカルの原理に反します★
ピストンは指で軽く押し込める状態なら何も問題はありません、ピストンが真っ直ぐ出てパッドに当たって
そこからの戻りがピストンシールで微妙に調整されていればいいんです☆、重要なのはこの微妙な戻りです☆
全てのピストンの清掃を完了☆、綺麗です☆
純正ブレーキパッドは06型から配合が変更されているそうです☆
初期の効きが甘くて、握りこんで発熱してから効き出す感じです
最高級のHHグレードです☆
キャリパーを取り付けて、ブレーキパッドを取り付けます☆
パッドピンを少し差し込んで外側のパッドを入れます☆
パッドピンには薄くシリコーングリスを塗って、パッドの滑りを良くして、汚れによる酸化と破損を防ぎます☆
あと、最後にベータピンを差し込むので、入れ易いように方向も考えて入れます☆
奥のパッドを入れて、パッドスプリングをクネクネさせてパッドピンを入れます☆(意外と難しい)
奥までピンが入ったら、ベータピンを2本取り付けて、こちら側は終了です☆
ブレーキレバーをニギニギしてピストンが正常に押し出されるか確認します☆
反対側も清掃します☆
ベータピンの頭を突っついて回転させ、ベータピンを抜きます☆
パッドピンはこんな感じで押し出します☆
あとは先ほどのと同じ工程で清掃します☆、ブレーキレバーが反対側なので
ピストンを押し出す時に少し苦労するだけですね☆
清掃完了☆
ブレーキレバーをニギニギして、最後にフルードタンクの蓋を開いてダイヤフラムの変形を直して終了です☆
メンテ後はレバーのあやふやな部分が無くなり、キッチリしたレバータッチになります☆
リヤブレーキも清掃しちゃいます☆
ピストンを押し出してみると意外に綺麗です☆
ちゃんと清掃して外周にシリコーングリスを薄く塗ってシールの動きを良くします
キャリパーツールを使って裏側も綺麗に清掃します☆
こちら側パッドはボルトを一個取って、持ち上げると抜きやすく、メンテもしやすいです☆
パッドをシリコーングリスを薄く塗ったパッドピンで固定し、キャリパーを元に戻します☆
これでリヤブレーキキャリパーの清掃は完了です☆
片押しのピンスライド式なので簡単ですね☆
ペダルをキコキコして、ピストンを押し出しておくのを忘れずに☆
最後にマスタータンクの蓋を開いて、中のダイヤフラムの変形を直して終了です☆
各部の締め付けトルクは規定のトルクを守ってくださいね☆
2008/06/13