ACジェネレーターの修理☆
レギュレート・レクチファイヤを新品交換してもバッテリーに充電されないので
ACジェネレーターのステータを交換してみます☆
修理前はバッテリーへの充電電圧が、アイドリングより少し上の回転数が最も高くて
それ以上回転を上げてもバッテリー電圧にしかなってくれませんでした★
全く充電されない状態です★


ステータスコイルは左側のケースに格納されています☆
あらかじめエンジンオイルを抜き取っておきます☆


ケースを開くとこんな感じ☆
少し邪魔なのでウォーターポンプも外しました☆


普通はユニバーサルホルダーで外すのですが
このサイズに合うユニバーサルホルダーは持ってないので…


原付用のバンドホルダーで固定して、真ん中のボルトを外します☆
 (本来はサイズの合ったユニバーサルホルダーを使って外すべきです★、あとで購入しました☆)


フライホイール自体を外すには、専用工具が必要です☆
純正工具のロータープーラー☆
大きさが合っても、これ以外のプーラーだと細工が必要なそうです★


こんな感じで真ん中にねじ込んで、ゴムハンマーでガンガン回します☆


フライホイールが外れると、やっとステータに出会えました☆
予想してたよりもずっと綺麗なんですが…(もっと真っ黒かと思った)


フライホイールの内側です☆
こちらも思ったよりも綺麗な感じが…


いや、触ってみると目に見えないほど細かい金属粉が全周に渡ってびっしりと貼り付いています★
ステータスコイルの形にうっすらと見えます
どうやらフライホイールとステータの隙間に金属粉が入って
ショートした状態のまま回っていたみたいです★


ステータとフライホイールの接触面は鏡面加工済みでした★


この部分はエンジンオイルにかなり浸かってしまう為
エンジン内部から出た微細な金属粉がフライホイールとステータの強力な磁石に引き寄せられて
張り付いてしまうみたいです★
まるで純正のマグネット式エンジンオイルクリーナーみたいですね★


フライホイールの内側をウェスで触ってみるとこんなに真っ黒になります★
特に奥の方の金属粉の堆積が多かったです★
なかなかしつこい汚れですので、パーツクリーナーとウェスで磨き上げます☆
この部分の清掃は1万キロ〜2万キロごとにした方が良いと思います☆
このRVFは約4万キロ走ってますが、完全に充電不能になってました★


クランクケースのガスケットを取り去って、綺麗にしておきます☆


新品のステータは錆びないようにする紙に包まれています☆
ステータ自体も磁石なので、地面に落ちている細かい金属や鉄を含んだ石が張り付いてしまうと大変なので
取り付け直前に袋から出して、決して地面に置いてはいけません!!
必ず箱の上に置くようにします☆


これが新品のステータ☆
白いんだ…
端っこは鏡面加工はされていません(笑)


新品のステータを取り付けます☆


綺麗に清掃が終わったフライホイール☆
これも地面に置いたりしてはいけません!★


取り付けは外すよりもずっと楽です☆
バンドホルダーで固定して、真ん中のボルトのネジにオイルを付けてねじ込むだけ☆
 (しかし、8.5kg-mのトルクは大変です)


取り付け完了☆


ついでにギヤシフトリンケージの中も見ておきます☆
少しスラッジが溜まってました★
どうしても溜まってしまうみたいですねぇ…★


脱脂した綺麗な合わせ面を用意して、新品のガスケットでケースカバーを取り付けます☆
オイルが付いたままだと、ガスケットにオイルの付いた場所がちゃんと密閉されません★


ステータのケーブルを車体の右側に引き出してコネクターを繋ぎます☆
これでACジェネレーターの修理は完了です☆
充電電圧がちゃんと上がっています☆

フューエルコックの交換

サイドスタンドの上のフレーム周辺に、なにやら茶色の液体のようなものが付いてました★
エンジンからオイル漏れ?、とかも思いましたが、どうやら液体の正体はガソリンのようです★
動きが悪くなったフューエルコックからガソリンが微量漏れていました★


回すのも大変になっていたので、このさい新品交換します☆
一番大変なのは、フューエルコックの切り替えダイヤルを外せる長いドライバーを探す事★
普通のホームセンターには無かったので、工具用品がメインの大きなホームセンターで見付けて来ました☆
長さは10cmでは足りなくて、15cmほど必要です☆


新旧フューエルコック☆
やはり経年変化で駄目になるんですねぇ…★


交換完了☆
とても良い感じで切り替えが出来るようになりました☆

2007/04/01