RVFのキャブレターをオーバーホールします☆

タンクとエアクリーナーを外すとこんな感じです☆
サブエアクリーナーのエレメントも要交換です!★(触った途端、ドロドロに崩れていきました★)

まずキャブレターを取るのですが、V4エンジンのキャブレターは
物理的に「そんなもん取れる訳無いやろっ!!」と、言うような場所に収まっているので
取り外すのも一苦労です★

そこでタイヤレバー☆
テコの原理を使って、キャブレターを持ち上げます☆
ゴムハンマーでエアチャンバを叩いては、タイヤレバーで持ち上げる☆(間違えてファンネルを叩かないように注意!)
これを何度も繰り返すと、そのうち「ポコ!」とか鳴って、前バンクのキャブレターが外れます☆

キャブレターが外れたエンジン上部☆

穴の奥は真っ黒ですが、奥で左右に分かれて
その先にバルブガイドが見えます☆

ホコリや小物が入ら無いように穴を塞ぎます☆

古いインシュレーターを取り去ります☆
さすがに12年前のゴム製品★、経年変化で硬いです!!★

四つとも取り去り、周辺を綺麗にするどころか
買ってから一度も掃除した事が無い場所まで掃除しておきます☆

新しいインシュレーターを取り付けます☆
やっぱり新品は柔らかいです☆

負圧チューブを交換しようとしたら
引っ張った途端に切れました★
やっぱり、ゴム部品は全て取替えした方が良いですね★

変質してチューブにこびり付いていたので
綺麗に磨いて、新しい負圧チューブを取り付けます☆

新しい負圧チューブ☆
今日はこのまま家の中でキャブレターを組み立てるつもりなので
雨が降っても大丈夫なようにラップでカバーしておきます☆

キャブレター単体☆
取り出すのにどれだけ苦労した事か…(泣)

なんか構造的に良く判らないので、あまり考えずにバラしていきます☆
(いいのか????)

RVFを冬眠させる前に、ドレンからガソリンを抜いておきましたので
綺麗なものです☆

メインジェット、ニードルジェットホルダ、スロージェットを取り外します☆

フロートバルブも問題は無さそうです☆

ジェット類はキャブレターの底に入れて
キャブレタークリーナーで綺麗にしておきます☆

4気筒共、綺麗な状態でした☆

ゴム部品を新品交換します☆
キャブレターの底のOリングは
平面が出てしまって、もう駄目になっています★
パイロットスクリューのOリングも、ドレンのOリングも
ペッタンコになっていたり、痩せて細くなってきていました★

新品のOリングを取り付けます☆
シリコングリスを薄く塗っています☆

ダイヤフラムとバキュームチャンバーの部品です☆

ジェットニードルホルダーのOリングも交換です☆
ニードルも問題無しです☆

ダイヤフラムを元通りに取り付けます☆
ここからは室内でキャブレターを分離します☆

この丈夫な、お椀のようなエアチャンバを外すには、大きなNO.3の+ネジ用のドライバーが必要で
さらに高トルクが掛けられる様な器具が無いと、絶対に駄目です★
(ドライバーの柄に、32mmのレンチがピッタリ合ったので助かりました☆)
下手をするとネジ山が潰れてしまって、外せなくなります★
ここから先は地道な作業です★(プロに任せたら一体幾ら掛かるのか判りません★)

エアチャンバを外すとこうなります☆

黄色くベインティングされたネジの下の下のあるスプリングが曲者です★
スプリングを外さないと分離できないし、外すと入れる方法が無い★(いや、入れますけどね…)
構造を全く理解せぬまま分解開始☆、バラしながら理解しようと思いましたが…

「え〜いっ☆、かまうもんか〜っ!、やっちゃえ〜っ!!☆」
やっちゃいました☆、理解不能でした★(笑)

各チューブのOリングを全て交換しますが
こいつはクラックが出ています★
外す時にバラバラになったOリングもありました★(経年変化恐るべし!)

こういうチョークリンクのような地味な部品もメンテできるのが
素人メンテの醍醐味です☆
時間はタップリありますからね〜☆
各種クリップは使い捨てですので、ステンレスワイヤーで新しく作り直しておきます☆

古いフューエルチューブ★

分解っ!!、チューブは全て交換です☆

Oリングも交換ですが、古いのはやはり痩せて細くなってしまっています★
これではいつ漏れ出しても不思議ではありません★

チューブとOリングを新品に交換したフューエルチューブ☆

こちらは古いエアベントチューブ★

新しいチューブとOリングに交換です☆

こちらはサブエアクリーナーチューブ☆
チューブとOリングを全て新品交換しました☆

キャブレターの本体をブラシや綿棒で綺麗に清掃して
いよいよ組み立てに入ります☆

横にして、一つずつ組み立てていきます☆
意外と難しそうで簡単かも…???

仮組み段階のキャブレター☆
スロットルのリンクの組み立て方が判らず、何度も組み立ててしまいました★
同調調整用のスクリューの下の小さいスプリングがやはり困りました…★、付け難い…★

エアチャンバを取り付けるまで、全て仮組みのままにしておきます☆(もちろんOリングも新品交換です☆)
エアチャンバがそれぞれのキャブレターの角度を決めて固定します☆
キャブレターをエアチャンバに固定してから、本格的にコネクティングボルトを締め付けます☆

組み立てが終わったキャブレター☆(本当はまだだだけど…)

細かい部品を3個ほど壊してしまったので
入荷を待ってから車体に組み付けます☆
2006/06/04