RVFのフロントフォーク・オイルシール交換☆

フロントフォークからオイル漏れしてしまっていたので
オイルシールを交換します☆
ついでにステム・ベアリングのグリスアップも行います☆

リヤをメンテスタンドで固定して、エンジン下をジャッキで持ち上げます☆


エンジン下を持ち上げるには、こんな工具を板で作って
エキゾーストパイプを避けてジャッキアップします☆


前輪が持ち上がった瞬間、左右に傾くようでは駄目です★
今回は、リヤのメンテスタンドが微妙に左下がりに作られていたので
スタンド下に本を入れて水平を出しました☆
これで真っ直ぐ持ち上げる事が出来ました☆
前輪を持ち上げる高さは1cmほど、これより高いと前輪を入れる時に苦労します★
フロントスタンドと違って、ジャッキだと微調整が出来て良い感じです☆


一気に前輪、フロントフォーク、トップブリッジを取り去ります☆
フロントキャリパー等、ぶら下がりにならないようにタイラップで吊り上げておきます☆
これはこれで、未来の一輪バイクの様ですね☆


ステムの部分から劣化したグリスがタレ落ちて来ています★


ステムを分解しました☆
ベアリングもレースも全く問題ない状態です☆
古いグリスは飴の様に硬くなって来ていました★
新しいグリスを塗り込んで、グリスをたっぷり付けて組み立てます☆


一旦強く締めこんだ後、1/8回転単位で戻して
ガタ付きの無い、しかし軽くステムが回る位置でロックナットを固定します☆
トップブリッジを軽く固定しておきます☆(あとでフォークを入れるので)


フロントフォークを分解します☆
左右の中身は間違えないように分けておきます


キャップを外して、古いオイルを排出します☆
水分が入ったのか、元は赤いオイルだったのが、薄い黄色になってました★


アウターチューブからインナーチューブを抜き取ります☆
スライドメタル等は問題ない状態でした☆


とりあえず、オイルシールが交換できるところまで分解☆
この先の組み立ては、ホコリの少ない室内で組み立てます☆
(特にこの日は強風でした★)


インナーパイプの先に保護テープを貼ります☆
(実は梱包用のPPテープだったりします)
新品のダストシール(リップ部分にシリコングリスを塗布)、新品のストッパリング
新品のオイルシールを入れて(オイルシールの上下に注意・シリコングリスをリップ部分に塗布)
保護テープを外してから、バックアップリング・新品のガイドブッシュ・新品のスライドブッシュを入れます☆


その後、フォークシールプッシャーでガイドブッシュを打ち込みます☆
ダストシールとオイルシールの間のインナーチューブにシリコングリスを塗ってから組み立てておくと
シールが少し長持ちします☆(何度か伸縮させてダストシールの外に出たグリスは拭き取っておく)


シール交換完了☆
フォークオイルを入れて(今回はワコーズ)、オイルを行き渡らせて
ダンパーロッド内にもオイルをまわして、しばらく放置して、オイルが落ち着いてから
オイルレベルを規定の量に調整して、キャップ類のOリングを全て新品に交換してから
確実に組み立てます☆
(キャップやプリロードアジャスタのOリングを新品にしないと、フォークの先からエアとオイルが噴き出してきます★)


組み立て完了☆


オイルが噴き出さないフロントフォークはやっぱイイですね〜☆
(ちゅーか、それが当たり前☆)


今回交換した部品類☆
朝からゆっくりやっても、暗くなるまでには余裕で終わります☆

あとは春と秋にフォークのプリロードアジャスタを外し
フロントをジャッキアップして、フォーク内部の気圧を大気圧に合わせれば
フロントフォークは万全です☆
 (ジャッキアップしたままプリロードアジャスタを取り付ける事!)
走ってると知らないうちに徐々にフォーク内部の空気が抜けてくるんですよね〜★

2006/05/29